出版社内容情報
本書は、プログラミング言語Javaの言語仕様を規定した原典となる文書です。第2版でのおもな変更点は、Java1.1で採用された新たなイベントモデルを実現するうえで必要となるネストしたクラス、ブランクfinal変数の採用とそれに伴う「確実に未代入状態にある」という概念の導入、インスタンス初期化子、クラス・リテラルといった各種の追加機能に関する規定のほか、Java1.2で採用された浮動小数点演算におけるプラットフォーム縦断性を支えるstrictfp修飾子の導入に関する規定が追加されています。また、第1版にあったドキュメンテーション・コメントや基本APIについての規定はこの第2版で整理され、JavaAPIドキュメントで一括して扱われるように改訂されています。
【目次】
第1章 イントロダクション
第2章 文法
第3章 字句構造
第4章 型、値、変数
第5章 変換と格上げ
第6章 名前
第7章 パッケージ
第8章 クラス
第9章 インタフェース
第10章 配列
第11章 例外
第12章 実行
第13章 バイナリ互換性
第14章 ブロックと文
第15章 式
第16章 確実な代入
第17章 スレッドとロック
第18章 構文
内容説明
プログラミング言語Javaは、汎用目的の、並列処理が行える、クラスに基づいたオブジェクト指向プログラミング言語であり、可能な限り実装に依存しないように設計されている。このため、一度記述するだけで、インターネット上のどこででも実行できるプログラムが開発できるようになるのである。本書は、この言語のシンタックスとセマンティックスを完全に規定するものである。本書の意図は、すべての言語構造についての振る舞いを規定することによって、すべての実装が同じプログラムを実行できるようにすることである。
目次
文法
字句構造
型、値、変数
変換と格上げ
名前
パッケージ
クラス
インタフェース
配列
例外
実行
バイナリ互換性
ブロックと文
式
確実な代入
スレッドとロック
構文