C++ in-depth series<br> Exceptional C++―47のクイズ形式によるプログラム問題と解法

C++ in-depth series
Exceptional C++―47のクイズ形式によるプログラム問題と解法

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  • サイズ B5判/ページ数 249p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784894712706
  • NDC分類 007.64
  • Cコード C3004

出版社内容情報

本書は、C++での安定したソフトウェア設計に必要なことを項目ごとに具体的な例をあげて説明しています。その内容は、インターネットで人気の出たC++のサイト"GuruoftheWeek(GotW)"の最初の30題を拡張して取り上げています。「問題とその解答」というクイズ形式を用い、問題の背後にある考え方、理由が理解しやすいように構成されています。

内容説明

ANSI/ISOで規格化されたC++言語には、大規模な開発に耐えるべく、さまざまな拡張が盛り込まれている。しかし、実際の開発現場でそれらの拡張を有効に活用しているかと言うと、必ずしもそうではない。開発者が新しい機能を使いこなすには、ANSI/ISO C++の構文規則を隅から隅まで読んでも十分ではなく、どのように使用すべきか、という指針となる実際的な例が必要である。本書では、クイズ形式によるプログラム問題と解法により、その要求に逆の見方から答えている。

目次

第1章 汎用プログラミングとC++標準ライブラリ
第2章 例外安全に関する問題点とテクニック
第3章 クラスの設計と継承
第4章 コンパイラファイアウォールと、Pimplイディオム
第5章 名前の自動照合、名前空間、インターフェース原則
第6章 メモリ管理
第7章 罠、落とし穴そして反イディオム
第8章 その他のトピック

著者等紹介

サッター,ハーブ[Sutter,Herb]
「Guru of the Week」の創始者。PeerDirect社のChief Technology Officerかつ同社の異種データベース複製プロダクトの責任者。過去12年間、主にC++に関連するデータベースおよび通信のコンサルティングに携わっており、分散型データベース、分散型ネットワーク、およびデータベースの暗号化によるセキュリティに関する技術に関して所有している特許は、現在出願中のものも含め数十にのぼる。かれは、ISO/ANSI C++およびSQL標準化委員会の積極的な票決メンバーであり、「C++ Report」のコラムニストであり、かつ、インターネットニューズグループ「comp.lang.c++.moderated」の創設時からの議長でもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ガブ

0
C++ の基本が分かった人が読むべき本であり、全人類が読むべき一冊でもある。例外安全とは何なのかやメモリ管理、クラス設計など、C++ でやってしまいがちな悪手をサンプルに、より良い書き方を見ていく本。10年以上前の書籍なので、今や新しい悪手になってしまったやり方もあったりはするが、全体を通じて良い C++ プログラミングとは何か、ということを学ぶことができる。効率と例外安全性をどんな配分で重視するか、別言語に取り組む時も考えるきっかけになるだろう。2013/12/05

Luo Yang

0
入門書には全然書かれていない(でもC++をばりばり使うなら事実上必修項目の)例外の取り扱い方について一通り学べます。また、著者が好んで使うPimplイディオムやリスコフ置換原則、継承の種類と適切な使い分けなど、Effective C++でさらっと紹介されているようなことが割と丁寧に説明されているので、C++の詳細にはまったく興味ないねと言う人でも十分読む価値あると思います。(同著者の続編とは違って……)2012/01/17

P_tan

0
この本を読んでC++こわい><と思った次第。例外安全、例外中立、Pimplイディオム、インターフェース原則などなどC++を使うなら読んでおいて損は無い一冊。2011/01/13

kinaba

0
☆☆☆☆☆ "例外安全"の概念をはじめとする、C++を題材にした、プログラミングの指南書。「使いやすいデザイン」でもなく「使い間違えないための落とし穴回避知識集」でもなく「使い間違えることを許さないデザイン」という考え方が根底にあると感じたのだけど、これは自分がかつて考えたことがなかったので、ほとんど思想書として衝撃を受けました。全プログラマにおすすめしたい

fjt7tdmi

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例外安全な C++ プログラムを書くためのテクニックがまとめられている本。…と書くと、ニッチな本に思われそうだがそんなことはなく、むしろ C++ を知る全プログラマの必読書である。私も C++ をプログラムを書く日々の中で、ある時この本を読んだのだが、なぜもっと早く読まなかったのかと大変後悔した。例外安全というのは、すごい平たく言うとエラーを正しく処理できるということなのである。エラーを正しく処理するプログラムを書くことは、安定して動くプロダクトを作るうえで非常に重要なのである。

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