出版社内容情報
答えのない謎、驚嘆すべき緻密な構成。
再読・再々読によって浮かび上がる複雑な筋=陰謀。
言いよどみ、繰り返し、言い直し、脱線、他人の言葉の引用などに満ちあふれ、
機関銃のような会話の織りなす黙示録的狂想曲。
内容説明
答えのない謎、驚嘆すべき緻密な構成。再読・再々読によって浮かび上がる複雑な筋=陰謀。言いよどみ、中断、繰り返し、言い直し、脱線、他人の言葉の引用などに満ちあふれ、機関銃のような会話の織りなす黙示録的狂想曲。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
m_s_t_y
2
再読するたびに新たな発見があっておもしろくなる小説。マッキャンドレスとレスターの会話あたりから緊張感が高まっていく。後半はマッキャンドレスの語りが多くなり、会話の中で登場人物の繋がりや過去の出来事が明かされていく。登場人物のほとんどがあてにならない中、マッキャンドレスはまともなように思えるが、ラスト近くの彼に近いある人物の会話からそれも怪しくなる。ラストはグルだったのかどうなのかよくわからない。この小説は何度も読んでいるけど、『J R』を読んだ後は初めて。この作家の小説の読み方が少しつかめた気がした。2011/06/05
Qfwfq
0
すごい。 しかしよくまあ電話のかかってくる家だね。2016/10/18
ワタシ空想生命体
0
難しい。2011/10/20
S-T
0
鬼だ。2010/03/11
ベック
0
とりあえず、小説の表現の仕方っておもしろいと思いました。可能性の問題なのですが、まだまだ模索する余地はあるんじゃないか、形式にとらわれなければもっと新しいことが出来るんじゃないかと思いました。本書はテキストとして機能する不思議な小説です。普通の小説とは違って、作者の意図する構図を読者が自身で組み立てていかなければならないんです。2005/11/26