内容説明
中国古典文学の第一人者、イッカイ先生が、永遠のベストセラー『論語』を、その中の“言葉”にこだわって横断的に初めて読み解いた。逸話・脱線をふんだんに織り交ぜながら、『論語』の新しい読み方を提示する名講義録。
目次
1 “論”と“語”
2 “神”と“女”
3 “学”と“思”
4 “学問”と“文学”
5 “文”
6 “仁”
著者等紹介
一海知義[イッカイトモヨシ]
1929年、奈良市生まれ。旧制高校理科コースへ進んだが、文学への思いが募り、京都大学文学部中国文学科に進学し、高橋和巳らとともに吉川幸次郎に師事。53年卒業後は、神戸大学教授、神戸学院大学教授を歴任。神戸大学名誉教授。専攻は中国文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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可不可
2
出版社主催の勉強会の講義録。というか、最初から本にするつもりで、出席者もそこそこの方々が集まっています。忠実にテープ起こししたような文章です。「語論」とあるように、言葉から説き起こしていて、とても啓発され、『論語』の世界が少し違った角度から見えます。いやあ、読んでいて、楽しかった。2020/06/07
佐藤丈宗
1
イッカイ先生がいくつかのキーワードから縦横無尽に『論語』を語った講義録。講義にはお約束の「脱線」がまた自由でありながら含蓄に富んでおり面白い。「へぇー」が沢山詰まっている。「こんな読み方もありか」と目からウロコが落ちる。『論語』を熟読している人でも楽しめる仕上りとなっている。タイトルの通り「ゴロン」と横になりながら読める気軽さ(著者自身がそう言っている)と、マニアックな内容が絶妙なバランスで繰り広げられる名講義。2016/08/30
双海(ふたみ)
0
東洋史で参考にしました。
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- 和書
- 世界のコンバージョン建築