内容説明
本書は、現在日本における科学哲学の先端を担う中堅と若手を中心に、その創意を十分に発揮してこの２１世紀の哲学全体のあり方を占うべく世に問う、未来志向の野心的な科学入門であり、また哲学概論である。その取り扱う領域は広く、哲学本来の課題から、数学、物理学、生物学はもとより、言語哲学、生命倫理、社会問題、経済政策から法哲学にまで及んでいる。
目次
総論 科学理論の構造（科学哲学とは何か；科学理論の方法と体系 ほか）
各論１ 言語・論理・数理・認知の哲学（論理と言語の哲学；数学の哲学 ほか）
各論２ 現代科学革命の哲学（科学革命とパラダイム転換；相対性理論の哲学 ほか）
各論３ 科学と社会変革―摩擦と調整（技術革新と社会変動―社会科学の哲学；生命倫理と環境倫理の科学哲学 ほか）
著者等紹介
坂本百大［サカモトヒャクダイ］
青山学院大学名誉教授
野本和幸［ノモトカズユキ］
東京都立大学名誉教授・創価大学教授
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