出版社内容情報
あたらしい季節のはじまりには、とびっきりのはっぴーがつまってる!「わたしのみみは、ときどきとおくへたびをするんだよ・・・」かすかな春の音をいちはやく聞きとり、春ですよ!って目をひらかせてくれる―-。春からはじまり、夏秋冬とコマ割りでつづくおはなしは、めぐりくる季節からの祝福がいっぱい!荒井良二の新たな扉をひらく、季節を旅する絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
182
タイトルとキャラクターに魅かれて読みました。荒井 良二、初読です。スヌーピー「ピーナッツ」オマージュ作、四季を旅する素敵な絵本でした。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000054216.html2022/03/17
ちゃちゃ
115
朝目覚める前のひととき、目を閉じて耳を澄ますといろんな音が聞こえてくる。嬉しそうな鳥の声、優しい風の音…。まるで季節を飛び超えて自在に旅をしている気分に!命が輝く「うまれたての春」。まばゆいばかりの「夏のわらいがお」。「わたしに秋がふりつもる」ように舞う木の葉。真っ白な雪が音を消す「しずかな冬のものがたり」。荒井良二さんの言葉のセンスが素晴らしい。頁の左は漫画のコマ割ふう、右は心が浮き立つような鮮やかな色合いの絵。まさに四季折々の素敵をぎゅっと詰め込んだ絵本。静かに耳を澄まして季節を感じる旅に出たくなる。2022/09/06
アキ
90
荒井良ニのマンガ絵本。とてもカラフルな四季の旅の物語。はじまりは、ベッドのなか。耳をすますと、とりのこえ、やさしいかぜのおと、はいたつのおとがして、バスが走りだす。春ですよって目をひらかせてくれるわ。ある朝はやく、夏のくもがまどから入ってきて、雲に乗ってみんな夏のわらいがおで遊んでる。ポストをのぞいたら、はっぱが入っていて、秋からのしょうたいじょうで、ポケットに入れてでかけましょ。わたしにあきがふりつもる。きこえるきこえるゆきのおと。しずかでなにも聞こえない。やかんの音。だまって焚き火の話を聞いていて、、2022/05/11
アオイトリ
30
なにこれ、めちゃラブリーな本♪詩的な表現も愛らしく、手元に置いて、時々眺めたいです。四季を迎える喜びを綴った漫画ページの後に、光溢れるイラストページでハッとときめいてしまいます。私の生まれた紅葉の秋は「まぶしい いろの ゆきみたい…、やさしい おとの ふぶきみたい…」ですって。かわいいものが好きな人におすすめです。2022/10/05
anne@灯れ松明の火
30
読友さんご紹介。新着棚で。荒井さんの作品は手書き文字もかわいい。表紙の女の子、タイトルを囲むピーナッツ型もかわいい。ページを開くと、左側がコマ割りの漫画で、右側が一枚絵。もちろん、見開きが絵の場面もある。伝えたいことがありすぎるのかな。春夏秋冬、それぞれの良さが語られる。四季のある日本に生まれて良かったと思ってしまう。すべの季節で、黄色が印象的! 春の暖かい光、夏の眩しい陽射し、秋の落ち葉、冬の焚火。荒井さんは黄色が好きなのかなあ。大人の方が好みそうな絵本。小さい子にはわかりにくいかも?2022/04/11