内容説明
震災と復興の10年を体験した中から、次の世代へ何を受け渡していくのか。被災地にこだわり、くらしや地域にかかわる広範な分野で、生き生きと動いてきた市民活動の延長線上に「新しい市民社会」像が浮かんできた。迫り来る次の災害でひとりも死なせない「減災の文化」を発信し、新しい社会の仕組みを構想し提案する。大震災10年の節目に、被災地KOBEの市民が5年検証に続いて再び提起する10年検証と「アクションプラン2005」。
目次
10年目の発信
第1部 被災地のちから(市民の5つの力;まちづくりの課題の継承と発展;新しい住まいのきざし;ひとりのために専門分野つながる;被災地で育つ市民芸術;被災者生活再建支援法の成立と課題;被災地からの発言)
第2部 市民社会をめざして―アクションプラン2005(震後社会の骨格をつくる;まちづくりの前進と実践;市民活動の責任と展望;震災文化の発信)