内容説明
19世紀末、清朝末期の中国を舞台に、「天」と「地」の媒介者―「天の子」による絶対の探求と、多様性の統一を求めるひとつの生の試みとして、歴史の波に翻弄された「光緒帝」のはかない生涯を、史実と虚構を巧みに交えて描き出す実験的な長編小説。
著者等紹介
黒川修司[クロカワシュウジ]
1957年、札幌市に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。英知大学文学部国際文化・言語学学科助教授。専攻、二十世紀フランス文学
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