内容説明
心理臨床そのものの存立基盤を根底から考察し、現象学的視座から生きる意味や価値を共に紡ぎ出す臨床実践のあり方を語る。
目次
心理臨床と現象学
臨床心理学の基礎概念―私の歩みから
ロールシャッハの現象学
自然さの喪失―人間学的自閉症論からみた現代の教育観
人間学的心理療法
人間理解の方法としての現象学
青年期危機における「現存在実現」の空間性―タテとヨコの現象学
思想としてのカウンセリング
心理臨床における人間的成長の問題
青年の自立と家族
臨床的教育・訓練の方法としてのグループ・アプローチ―「不登校生徒のグループ活動」参加経験から
成長へのかかわりの創造
書評
著者等紹介
池田豊応[イケダホウオウ]
1945年1月名古屋の生まれ。名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程単位満了。現在、愛知学院大学文学部教授。専攻は心理臨床学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。