刀水歴史全書<br> ベトナム戦争のアメリカ―もう一つのアメリカ史

個数:

刀水歴史全書
ベトナム戦争のアメリカ―もう一つのアメリカ史

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月30日 07時13分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784887083523
  • NDC分類 223.1
  • Cコード C1322

出版社内容情報

(2006年9月11日、朝日新聞書評より)
「非白人種族攻略の構図はイラクまで」
著者はアメリカ植民地時代を長く研究し、ピューリタン女性の自伝『インディアンに囚われた白人女性の物語』の翻訳でも知られる歴史学者。そんな彼女が現代アメリカ史に本格的に取り組み、その成果を第一著書として放ったのだから、はじめはいささか意外な印象を免れなかった。しかし、目次を見て当初の当惑は絶大な期待に変る。(中略)
だが本書最大の醍醐味は、そうした「汚い戦争」がさらに、植民地時代より連綿と織り紡がれた構図にすぎないことを、豊富なデータで傍証している点にある。ベトナム戦争のはじまりを問うことでアメリカという国家のはじまりを浮き彫りにしてしまう本書の洞察は深く、その射程は多くのことを考えさせる。

(2006年9月4日、しんぶん赤旗書評より)
「正義」「神」「民主主義」の国の正体
(前略)
 それにしてもアメリカはベトナム戦争で散々懲りたはずなのになぜ、他国に民主主義を〝輸出〟し続けようとするのか。本書はこの疑問に見事に答えてくれる。アメリカの植民地時代における先住民研究を長く続けてきた著者は、ベトナム戦争を「インディアン虐殺」の延長線上に位置づけ、異教徒や異人種に次々と「正義の戦争」を仕掛けてきた「米国版帝国主義」の実態を明らかにする。
(中略)
 「正義の国」「神の国」「民主主義の国」アメリカの正体を知りたいという人にお勧めしたい。

内容説明

ベトナム戦争を「インディアン虐殺」の延長線上に位置づけた著者は、さらにベトナム戦没者記念碑黒い「壁」と、それを訪れる人々の姿の中に、民衆の平和への希求、アメリカの歴史の新しい可能性を見る。「植民地時代の先住民研究」を長く続けてきた著者だからこその視点である…。

目次

序章 戦争の起源―「一九四五年」へのこだわり
第1章 三〇年戦争のはじまり―ベトナム民族の独立からジュネーブ協定まで
第2章 虚構の上の虚構―トンキン湾事件と戦争のアメリカ化
第3章 アメリカ史のなかのベトナム戦争
第4章 帰還兵たち
第5章 ベトナム戦没者記念碑とアメリカ社会
終章 「ベトナム」の記憶

著者等紹介

白井洋子[シライヨウコ]
1947年埼玉県に生まれる。日本女子大学文学部卒業。米国ペンシルベニア大学大学院博士課程修了(歴史・Ph.D.)。東京国際大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

4
ふむ2024/03/02

sasha

2
アメリカ先住民虐殺の延長としてのヴェトナム戦争の分析は勉強になる。アングロサクソンにとって、所詮、自分たち以外は「野蛮な未開人」なんだよな。本書ではヴェトナム帰還兵が晒された帰国後の冷遇にも注目している。「ベトコンを殺して来い」と言われて送り出されたのに、帰ってみたら「虐殺者」の烙印。何故、自分たちは異国で戦わなければいけないのか。末端の兵士には軍上層部と政府の思惑なんて分からないよね。ヴェトナムの人々のみならず、自国の兵士たちにとってさえ悪夢の戦争だったんだよね。2015/02/15

鍵窪錠太郎

0
米国史としてベトナム戦争を捉えた一冊。マニフェストディスティニーやインディアン虐殺など、建国以前からの米国の話と絡めてベトナム戦争を語る切り口は新鮮であり示唆に富んでいた。一国史的な見方なので不十分な点、政治、外交的な話を知りたい場合は別の本を手に取るのが良いかも知れない。また80年代のレーガン時代のベトナムや帰還兵への見方の変わり方などは、戦後西ドイツにも通じる物を感じた辺り、人間は都合が良い解釈、決まりが良い物に飛びつくのでは?との業も感じた。あと、この戦争の話は1945年がスタートとは知らなかった。2016/09/09

かりん

0
5:勉強になりました。アメリカによるアメリカらしい戦争。ミス・サイゴンのBui-Doiの「地獄で生まれたゴミくず」っていう言葉を批判する人は、帰還兵自体がゴミくずと言われた事実をもっと知るべきだ。2008/08/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/69541
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品