感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小野靖貴
3
戦後総理の通信簿。ランク付けとしてA-Eと百点満点で点数化されていて面白い。最高は93点の大勲位中曽根総理でビリが管直人24点w。序文の「政治家たる資質とメンタリティ」は中々に読ませる文章でおすすめ。「結局、政治家というのは我欲にひたすら忠実で向上心が強くどんな状況でも、仮に人を陥れる状況でも平然としているような人間がなれる。政治の世界に生きてきた秘書としてのの結論」このような要旨。極論すぎるが分からなくもないような…。しかし、登り詰めて一国の代表ともなれば「男の本懐」であるとも。そりゃそうか。2014/12/10
Mark X Japan
2
戦後の総理について、実績や来歴がわかり、内閣ごとの出来事なども上手にまとめてあります。長期政権の総理は、評価が高いのも順当でしょう。小泉総理から、大きな2つの変化(党三役・主要閣僚経験無し、清和会の清潔さ)は目から鱗です。今後は、テレビの影響が少なくなり、現政権(第2次安倍内閣)の長期政権になり憲法改正等の実績があれば、久々の評価Aになるかも知れません。野党はどうなるかは分かりません。☆:4.52013/11/07
BATTARIA
1
同じ職責とはいえ、時代背景が全く違う状態で、実績や人物を評価するというのは、かなりムリがあるようだ。 実績を残せずに総理の座を降りた人を、人物として評価するというから、既に物差しが違ってしまっている。 田中角栄、竹下登、橋本龍太郎への評価は、あまりにもアンフェア。2015/05/30
jfumate
1
46代首相の片山哲から現在の第二次安部内閣まで扱っている。 当時の内閣が掲げた方針と、現実の成果など簡潔にまとめられていて、とても勉強しやすい。 靖国参拝、憲法改正、愛国主義に賛同する作者の意見が随所に見られ、一部読者からの強い反発が予想されるが 歴代首相の政策が一望できるのは本書の大きな魅力であると思う。2013/09/30