内容説明
ある日、すべてを失った…中小企業の社長から、自営業者、有名企業の社員まで倒産という事件に巻き込まれた16人のインタビュー。誰の身にも起こりうる倒産、その時あなたはどうする。
目次
第1章 突然の倒産(まさか、うちが潰れるなんて(29歳・健康食品販売会社・営業職)
専務の会社解散宣言(27歳・アパレルメーカー・デザイナー) ほか)
第2章 倒産社長の告白(ネットカフェ難民の元経営者(52歳・工務店経営)
それでもしぶとく生きていく(57歳・被服加工会社経営) ほか)
第3章 こんな形で失業するなんて(ある日、会社が分割 居場所がなくなった(46歳・不動産管理会社・事務職)
派遣会社が倒産して(41歳・派遣社員・軽作業係) ほか)
第4章 リーマン倒産・震災倒産(運送会社の潰れ方(28歳・貨物運送会社・一般事務職)
リーマンショックの前と後(39歳・不動産会社・管理職) ほか)
著者等紹介
増田明利[マスダアキトシ]
昭和36年生まれ。昭和55年都立中野工業高校卒。ルポライターとして取材活動を続けながら、現在は不動産管理会社に勤務。平成15年よりホームレス支援者、NPO関係者との交流を持ち、長引く不況の現実や深刻な格差社会の現状を知り、声なき彼らの代弁者たらんと取材活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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yomineko@猫と共に生きる
7
倒産はある朝突然に。「千円札は拾うな」の本を書いたワイキューブの社長がその本を執筆中既に経営が危なかったという。五感研ぎ澄まして企業の状態にアンテナを張っておかないといつどうなるかわからない。悲惨なものもあるが「こうなるのは目に見えていただろうな」と思える話もあった。2013/07/06
よっしー
5
★3.5 今の自分にも、起こりうる可能性はかなりある。見に染みる体験談。2018/08/31
ako
2
人生翻弄されて運命の過酷を感じる。誰にでも起こり得るかもしれない。2016/10/18
マアサ
1
会社の倒産を経験した人にインタビューしてまとまられたっぽい。会社を倒産させてしまった方の社長の話が載ってるのが意外でそこんとこ面白かった。あと、会社清算にかかるお金儲けの話とかも勉強になりました。うちの親も自営だから結構真剣に読んだよ。他人事じゃない。。。2016/04/18
lily
1
誰の身にも起こりうる話。諸行無常という言葉が頭を駆け巡る。 しかし、年間どれくらいの会社が倒産しているかはわからないが、こういった人たちをどこで取材してくるのか…驚きである。2013/10/29