内容説明
海外で警察に連行された経験はおありだろうか?もしくは、ルームメイトが、実はヤクザのおっさんだったという経験は?ホテルのドアマンにストーカーされたことは?大勢の若い男の子が、同時に射精する姿を目の当たりにしたことは…?そんな、悪夢のような私の旅(留学も含む)の体験談と、そこで出会った変態紳士・淑女の方々との下品でカオスなエピソードをまとめたのが、本書である。
目次
イギリスのホテルで黒人のドアマンに襲われました
ベトナムで逮捕されそうになりました
怪しすぎるおじいさんとルームシェアしていました
インドの旅行代理店で監禁されてきました
タイのゴーゴーボーイズバーで凄まじいものを見てきました
ニューヨークでマフィアのバイトを手伝いました
プノンペンのカジノでドツボにハマってきました
アムステルダムで悪夢のバッド・トリップしてきました
カンボジアのドラッグハウスに通っていました
不法滞在者が集うニューヨークの雀荘に入り浸っていました
著者等紹介
荒井奈央[アライナオ]
1981年生まれ、東京都出身。高校卒業後は海外旅行と麻雀に没頭。雀荘メンバーを含むさまざまなアルバイトをかけもちしながら旅行を繰り返し、今は編集プロダクションでしこしこと文章を書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルート
15
こういう本は値段以上の価値があると思う。各国で起こる「半端ないってー」な体験は到底真似できないが、著者の体験を通じてその景色を追体験することができる。人って意外としぶといんだなと思わせてくれる本。ある研究で、「ネガティブなときにはよりネガティブな体験を読むとフィットする」みたいなのがあった気がするが、ひどく落ち込んでいるときにはこの本がいいかも。活字が合法的にトリップさせてくれる。2018/07/12
キヌさん
6
かなり面白いです。日本人女子、凄い子がいるもんだ。で、危ない目に遭遇の話。好奇心が危険を超えて行っちゃえみたいな。危険を感じないとかでなく、危ない怖いとかあるみたいなんですけど(゚∀゚)。インドでなぜ無事?レイプでしょ?合法大麻カフェへ1人で怖いからと見知らぬおじさんに…。じゃ行くなよって。NYで麻雀できない禁断症状で雀荘に1人怖々扉を開ける。怖いなら入るなよって。ォォーとにかくめちゃくちゃや!この本読んだら何でもやれちゃいそう危ない危ないハハァ。けど勇気をもらえるいい本かもアハハ。2020/11/11
Mari
6
すごい、ものすごい。それしか言葉が出てこない。 あるときはインドで軟禁されあるときはタイのボーイズバーに繰り出し、そしてあるときはNYの片隅でマフィアを手伝う・・・。そのたびに殺されてそうな経験を幾度もしているのだが、その度無事に日常へと返り咲く。とんでもないラッキーガールである。今までいくつもエッセイやら旅日記と名の付くものを読んで来たが、こんなに憧れず羨ましくない本は初めて。 そして120%下ネタで構成されている。苦手な方にはお勧めできない。 ・・・私は楽しく読みましたよ。悪いか!2013/02/13
ビリー
5
女性バックパッカーのアンダーグランドな旅行記。法とか倫理面はともかく、この凄まじい行動力とコミュ力にはマジで敬服する。社会の表面だけで生きてきた自分にはとても真似できないが、それゆえに憧れる世界。意図せず人生の濃度について考えさせられてしまった。レールから外れても胸張って生きるための、いうなれば“逆自己啓発本”かな、なんて。頭空っぽにしてゲラゲラ笑いながら読むのが本書の正しい楽しみ方。2013/05/22
きら
5
10代の頃から世界中のあらゆる国を飛び回ってる著者が、マフィアの手伝いをしたり、カジノで遊んだり、ゴーゴーボーイズバーに連れていかれたり、そんなエピソードを綴った本。 確かに、どれもこれも日本では決して体験出来ないようなことばかりで凄い。絶対真似出来ない。なんだけど、読んでてもなんか今ひとつ盛り上がれなかった。なぜだろう。タイトルで期待値があがりすぎてたからかな? その想像を超えるようなエピソードはなかった、ということで。2013/05/18