内容説明
血のにおいのする旧首相官邸・伊賀の人々が皆殺しにされた城・呪いのわら人形が集まる神社・千年の呪いが潜む首塚・死者の魂が集まる山・人命を吸いこむ火山・無念のただよう井戸…日本の各地にしみついた血のあとと、その理由をあばく。
目次
１章 人の命を奪った場所（今も投身自殺が後を絶たない華厳の滝（栃木県）
死者だけが知る樹海の闇の向こう（静岡県・山梨県） ほか）
２章 たたる者がひそむ場所（怪談・番町皿屋敷のもとになった実話（兵庫県）
史上最強の怨霊・崇徳帝の呪いの数々（京都府） ほか）
３章 人の恨みが集まる場所（呪いのわら人形が集まる神社（京都府）
信長にみな殺しにされた伊賀の人々（三重県） ほか）
４章 伝説が息づく場所（死者の声が聞ける霊場・恐山（青森県）
けがれた都市・江戸を封じた大結界（東京都） ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中野（racoon）
12
★★★★☆ 長年自分は歴史嫌いだと思ってたけど、これ読んで｢あれ？歴史って実はめちゃくちゃ面白いのでは？｣と思い始めた。学校の授業で習うときにはえらいソフトに｢謀反したけど制圧されました｣｢実権が○○から××にうつりました｣みたいな言い方するから興味なかったんだな(´-ω-`)どういうふうになぶり殺されたとか何人死んだとか具体的にどういった内容の拷問が行われたかまで詳しく語ってくれていれば学生時代の私はきっと歴史が大好きになれたのに。兵糧攻めで有名な鳥取城(だっけ？)や田原坂がなかったのが意外。2015/08/21
Hail2U
2
自分では結構こういう話題は知っているほうだと思っていたけど、意外と知らない話があって面白かった。番長皿屋敷の井戸が日本各地にあるのは知らなかったし、天海が108歳まで生きたのも知らなかった。オカルトに興味がある人にはオススメ。怖さがいいかんじでした。8/10点2012/06/15
ほわわん
1
番長皿屋敷が新しいなと思いましたこの日本地図をみて人間の怨念怖いなあ～と確認2016/11/04
カス
0
歴史的なものが多かった 一章のような内容を期待していたので終盤少しダレた2015/06/07
