内容説明
あれは十九の冬だった。当時私は初恋のかの人に心を奪われ、この魂を震撼させられていた。振り返ってみれば、あの頃の自分は恥ずべきことばかりで、愚かな日々の繰り返しだった。だがしかし、ただ夢中だった。当時私は懸命に、ただ無我夢中でさまよっていった。あの頃のことを想う時、私はいつでも大学生の昔に戻り、あの人の前に立つ。あの人はもういない…。学生時代の、忘れられぬ恋と忘れられぬ女性。著者渾身の純愛物語。
著者等紹介
西岡忠夫［ニシオカタダオ］
１９６０年生まれ。大阪府出身。１９８３年阪南大学経済学部経済学科卒業。現在は大阪で会社員生活を営む傍ら、小説、ノンフィクション系の作品などを随意執筆活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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