内容説明
近世から現代までの著名な俳人や作家の味わい深い名句を1000句収録。季題別、年代順に列挙した他に類を見ない画期的労作。どのページを開いても珠玉の如き名句で満ちあふれている。現代人の乾いた心に潤いをもたらすこの優れたアンソロジーは、まるで、まばゆいばかりの俳句の「宝石箱」のようだ。
目次
春の部
夏の部
秋の部
冬の部
新年の部
無季の部
著者等紹介
佐川和夫[サガワカズオ]
1958年福島県生まれ。現在、東京都在住。一男一女と妻の4人家族
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感想・レビュー
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夏野菜
3
「街角の風を売るなり風車」「世の中の重荷おろして昼寝かな」「一生の楽しきころのソーダ水」「身にしみて人には告げぬ恩一つ」「夕月夜人は家路に吾は旅に」「大晦日定めなき世の定めかな」2013/10/21
いすか
2
江戸期から戦後あたりまでの俳句の選集。 春夏秋冬と無季に部わけされている。 セールで買ったので、ざっと読む分にはお得だった。気になる俳人が数人できたかな。 ただ、「無季の部」に分類されている正岡子規の「内のチョマが隣のタマを待つ夜かな」は「猫の恋」なので春の句ではないかなあ。2019/05/27
まんまるまる亭
1
俳句も、誰か選集を編んでいないかなと探していて、見つけた本。当然、編者の好みが出ているが、色々な人の俳句が載っていて、おもしろかったな。2015/02/21
Teruaki Yokoo
1
「星ひとつ残して落つる花火かな 酒井抱一」2014/01/03
しろくろ
1
教材研究。松尾芭蕉から現代までの俳句を集めた良書。文庫本でお値段も手におさまりやすい。読みづらい作者名や語彙に丁寧にルビが振ってあって好印象。一行で作者の生まれや生没年、代表作が分るのもいい。季節ごとにまとまっているが索引が欲しいところ。2012/04/15