略奪者のロジック

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略奪者のロジック

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883205783
  • NDC分類 304
  • Cコード C0090

内容説明

小沢一郎疑獄事件、9.11同時多発テロ、グローバリズム、アジア通貨危機、福祉国家の解体、TPP、報道統制、国家破綻…あらゆる世界現象は邪悪な論理に貫かれている。“脅威”の正体を暴く「暗黒の箴言集」。

目次

第1章 搾取(1‐24)
第2章 金融(25‐52)
第3章 官僚(53‐70)
第4章 統治(71‐114)
第5章 メディア(115‐132)
第6章 戦争(133‐158)
第7章 グローバリズム(159‐210)

著者等紹介

響堂雪乃[キョウドウユキノ]
システムインテグレーターとして国内、東南アジアなどに勤務。そのかたわら、各種媒体で書評、音楽評、コラムなどを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

磁石

19
「ある言葉」を「ある事実」によって概念化し、洞察や怒りという諸々の混合気を知性というシリンダーで爆発させる、ソレが本書の目的。……起爆剤というよりは、サビ取りかホコリ払いに近い効果があった。安全な船の上からいきなり海のど真ん中に投げ出されたような劇薬の数々、泳ぎ方も知らずビート板も無いのに、「無知は力なり」にはもう戻れない。知ってしまった今、立ち止まってはいられない。2017/05/05

makio37

4
正直、物足りない。が、著者の狙いは成功していると思う。古今の権力者達とその告発者達によって放たれた言葉。読み進める中でそれらの言葉が世界の一面を黒く塗って行き、最後には真ん中にある限りなく邪悪な何かの、少なくともその輪郭ははっきりしてくる。「新聞購読者の知的レベルに合わせ、低劣なコンテンツを作れ。」著者の元上司にあたる広告代理店社長が放ったというこの言葉など、生々しく、絶望的。2013/05/03

kalo

1
ジョージ・オーウェル 「幸せにあんりたいなら、現実を見つめることも、ましてや科学にたずさわることもしてはいけません。みなさんの幸せは詭弁と虚構、そして自己欺瞞のなかにこそあるのです。」<1984> 「つまり教育現場では明晰よりも軽薄が、内省よりも盲従が、反駁よりも隷属が、個性よりも等質が、批判よりも同調が、成熟よりも退廃が、奔出よりも沈黙が励行されている。」 大阪の教育現場の君が代口元チェックの話が思い出されました。 また原発だらけの日本の学校で放射線について学んだ記憶がない自分自身とか。2013/10/17

Yoshitetu Takeyama

1
政、経、学、の著名方、はたまた詐欺師や広告代理店の上司などの言葉と共にグローバリズムの実態を実例を並べて暴露する。シニカルで実験的な手法で書き進んでゆくその様は、本を読んでると言うよりもパンクロックミュージックを聞き流すようなサブカル的爽快感をもたらす。と、同時に、強烈な現実突起に凄まじい絶望感を抱く。どうやら作者の狙いは成功してるようだ。2013/06/03

yukinoko

1
政治家、経済人、学者等の発言を紹介しつつ、解説が加えられている形式。不勉強ながら危機感しか感じない。用語解説の部分の皮肉が利いていて、大変納得した。2013/05/30

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