内容説明
学校教育における入国児童生徒の日本語教育に対するニーズがここ数年高くなっている。しかし、日本の義務教育段階の学校は、その受け入れ体制が十分整備されておらず、初めて直面する事態に試行錯誤を重ねてきた。本書はこうした状況を踏まえ、特に小学校での入国児童への日本語教育の現状と問題点を明らかにし、その対策を分かりやすく分析した概説書。指導法や教室運営のあり方など、具体的な事例を多数紹介し、現場の教師だけでなく日本語教育関係者全般に有益な一冊。
目次
第1章 入国児童生徒日本語教育の現状と課題
第2章 日本語指導学級と教室経営
第3章 入国児童日本語シラバス
第4章 児童日本語教育のカリキュラム
第5章 入国児童日本語教育の指導法
第6章 言語活動と授業活性化の工夫
結章 カリキュラムの評価