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「共生」の内実―批判的社会言語学からの問いかけ

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883031634
  • NDC分類 801.03
  • Cコード C0036

内容説明

多文化「共生」が唱えられてすでに久しい。しかし「共生」の名のもとに、なにが行われているのか。マジョリティのいう「共生」はマイノリティにどう受けとめられているのか?ことばの問題を通して、「共生」の内実を問い、図式化され、消費される「共生」を救い出す試み。

目次

第1章 「共生」への視点としての言語権―多言語的公共圏に向けて
第2章 「ことばの魔術」の落とし穴―消費される「共生」
第3章 在日ブラジル人を取り巻く「多文化共生」の諸問題
第4章 ホスト住民が持つ外国籍住民との相利共生意識
第5章 「共生言語としての日本語」という構想―地域の日本語支援をささえる戦略的使用のために
第6章 地域日本語支援活動の現場と社会をつなぐもの―日本語ボランティアの声から
第7章 共生の政治と言語
第8章 談話に見られる人種差別の否認

著者等紹介

植田晃次[ウエダコウジ]
現職、大阪大学言語文化研究科教員。専門は社会言語学、朝鮮語学

山下仁[ヤマシタヒトシ]
現職、大阪大学言語文化研究科教員。専門は社会言語学、ドイツ語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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