象虫:マイクロプレゼンス―小檜山賢二写真集

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  • サイズ A4判/ページ数 128p/高さ 24X31cm
  • 商品コード 9784882933762
  • NDC分類 486.6
  • Cコード C0072

出版社内容情報

象虫と最新テクノロジーが出会った時、新たな写真集が生まれた!

第41回講談社出版文化賞「写真賞」受賞

なぜゾウムシの写真なのか――?
その答えは「多様性」!!
昆虫の中で最も種類の多いグループで、かつ色・形・大きさともに奇妙キテレツ!
それがゾウムシ。
そしてこの小さな虫はどれもが1億年以上の歴史を背負っている貴重な生物なのです!
21世紀を「自然との関係の見直し」の世紀と位置付ける著者が、自然の面白さ、不思議さを伝えるためにたどりついた独自の技術、虫のどの部位にも全てピントがあっている“マイクロフォトコラージュ”。
この撮影方法を駆使し、紙面いっぱい、躍動感溢れる100種以上の象虫たち!!

内容説明

「マイクロフォトコラージュ」という著者独自の技術を用いて撮影された100種以上の象虫。想像を絶する微小昆虫の姿。

目次

1 ゾウムシの世界(生きた工芸品:多様な形態;おもしろい習性:多様な生態)
2 ゾウムシの戸籍(生物種の多様性;甲虫の世界;ゾウムシとは)
3 作品データ

著者等紹介

小檜山賢二[コヒヤマケンジ]
慶應義塾大学名誉教授。1942年東京生まれ。67年慶應義塾大学工学部電気工学科修士課程修了。同年日本電信電話公社入社。電気通信研究所において、デジタル無線通信方式の研究に従事。76年工学博士(慶應義塾大学)。92年NTT無線システム研究所所長。97年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。08年慶應義塾大学名誉教授。受賞:電子情報通信学会業績賞、逓信協会前島賞、第21回東川賞新人作家賞、慶應義塾大学義塾賞、Laval Virtual 8th International Conference on Virtual Realityグランプリなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

60
象虫はわりと見かけたりするんだけれど、この写真集のような色彩豊かなのもいるのか。独特のフォルムがある種の重機っぽいし、それがこうもカラフルだと、なんかカッコいいね。2019/08/03

鱒子

55
図書館本。たまたまつけたTVで、象虫マニアの養老孟司さんが愛読されている本として知りました。あまり人を褒めるのを見たことがない養老さん(私だけかも?)が、この本を高く評価されており、俄然興味をかきたてられました。ともかく大迫力の写真がすごい!巻末解説2と3はマニアックすぎて私のスキルでは無理。流し読みです。次は葉虫へgo!2018/07/21

ジョニーウォーカー

21
見てみぃ、この雄姿! まるでスターウォーズのAT-ATのような、なんともそそられるメカニカルなフォルム。地球上の生物でもっとも多くの種が存在するといわれる象虫。本書は、その多様な姿カタチを、デジタル技術で繊毛一本一本まで鮮明に拡大・撮影した写真集。ページをめくるほど「本当にこれが同じ象虫なのか!?」という驚きが押し寄せる。一匹一匹、もうガンダムとアッガイくらい違うのだ。ちなみに彼ら、人間を噛まない、刺さない、おまけに無臭と、とってもイイ奴ときている。なんだかずっと見ていたい一冊だ。図書館本。2010/04/05

izw

12
先月の俯瞰サロン(10/2)の講師が小檜山さんで、そのとき回覧された写真集が本書だった。その後すぐに他の写真集「葉虫」https://bookmeter.com/books/3987526 を読んだのだが、他の3冊の写真集も読もうと思い、最初の「象虫」から読み始めた。驚異的な写真の数々は初めて見たとき受けた感動通りだが、最後の解説にある10ページにわたる「ゾウムシの世界」という節の文章は、ゾウムシが好きで好きでたまらないという小檜山さんの思いがにじみ出るような文章で実に良い。次の写真集「塵騙」も楽しみだ。2018/11/17

遠い日

12
この目で見たことがないゾウムシ。世界のゾウムシの多様さに半ば打ちのめされながら見ていく。なんといってもそのビジュアルのなんとも言い難い造形。なぜこんな形?と、単純な疑問が脳内をくるくる回り、その小ささにまたびっくりしつつ、半時ほどをじっくりうっとり過ごす。完璧にデザイン化されたフォルムと色。細かな突起や毛、アンバランスな長さの口や足や触覚。不思議な不思議な虫でした。2017/10/26

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