出版社内容情報
ヒトゲノム計画の完成間近、遺伝子の追求で見えてきた生命・寿命・心の正体わずか500人から始まった人類の起源線虫とヒトは共通の祖先のDNAをもつ染色体XとYは何百年も昔は同一のものだったヒトは200年生きる遺伝子をもっている遺伝子研究にはらむ私利私欲の実態本書は米国の新聞The Newyork Timesの科学コラムで連載された、遺伝子に関する最新情報を集めたものです。ピュリッツァー賞受賞者を含む、全米第一線で活躍する科学ジャーナリストが、これまで国内の報道ではなされていない、米国の遺伝子業界をつぶさにご紹介します。ヒトゲノム完成間近にして、人類の今後はどのうなっていくのか、また人間とは何かが、遺伝子を通して多角的に浮き上がってきます。専門外の人が関心を持ちそうな形でテーマをとり出しながら、科学の最先端で行われている基礎研究をきちんと紹介しているところがみごとだ。―中村桂子原題:The Science Times Book of GENETICS
内容説明
わずか500人から始まった人類の起源。線虫とヒトは共通の祖先のDNAをもつ。染色体XとYは何百年も昔は同一のものだった。ヒトは200年生きる遺伝子をもっている。遺伝子研究にはらむ私利私欲の実態。など、ヒトゲノム計画の完成間近、遺伝子の追究で見えてきた生命・寿命・心の正体。
目次
第1章 人類の起源を語る遺伝子
第2章 ヒト遺伝子研究裏話
第3章 ゲノミクス最前線
第4章 クローン狂騒曲
第5章 ヒトはいかにしてヒトの形となるのか
第6章 日進月歩!遺伝子治療への道
第7章 ヒトは何歳まで生きられるようになるのか