日本の国という水槽の水の入れ替え方―憂国の随想集

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784880861630
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0030

内容説明

日本民族はまず戦いを戦い抜いて、人類を自滅から救わなければならない。これが日本民族に課せられた第一の使命である。放置すれば人類は三百年を出でずして自滅するであろう。世界を驚嘆させた数学者は、稀代の警世エッセイストだった。没後二十余年、いま蘇る、日本国への深き愛。

目次

一葉舟(何だか変である;アメリカ風の私の部屋 ほか)
昭和への遺書(敗るるもまたよき国へ;物質主義は間違いである ほか)
日本民族(来し方行く末;古事記 ほか)
歴史に見る日本の心(真我の人・芭蕉;龍馬・その人柄と行動 ほか)
夜雨の声(出発点が間違っている;自分とは情のこと ほか)

著者等紹介

岡潔[オカキヨシ]
1901~1978年。近代日本が生んだ世界的数学者。大阪市に生まれ、旧制三高から京都帝国大学物理学科に入学、数学科に転科して同大卒。卒業と同時に理学部講師となる。二十八歳でフランスに留学、帰国後広島文理科大学助教授。三十九歳で教授職を辞して郷里に篭り、純正数学の研究に没頭。多変数複素函数論の分野における三大問題と言われる難題に解決を与え、世界的な賞賛を浴びる。1949年奈良女子大学教授に就任。1951年日本学士院賞、1954年朝日文化賞を受賞。1960年文化勲章受章。また、日本人に警鐘を鳴らす随筆も数多く執筆し、代表作『春宵十話』で1963年に毎日出版文化賞受賞。1973年勲一等瑞宝章受章。享年七十六
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるゆう

0
氏のことは小林秀雄との対談本(文庫本)で知った。 全体を流し読みした程度。 数学的なひらめきを語っているところはさすが。 大脳前頭葉・側頭葉について触れているが、そのあたりはよくわからんかった。2011/12/20

ひろし

0
図書館本。すごいなこれは。感想の書きようがないわ。2023/01/22

a6

0
p.66 日本民族のありかたは、だいたい、光(生命)の中にある。闇(物質)の中にはない。/▽ページをパラパラと捲った段階で、多分この人は何を書いてもポエムになる人なんだろうなって思った。光と闇、生命と物質のイメージは自分では逆だったので新鮮。2021/10/26

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