アウグスティヌス講話

アウグスティヌス講話

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784880181189
  • NDC分類 132.1

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

amanon

4
約二十年ぶりに再読。『告白』の要約的な内容という記憶があったのだけれど、再読してみて、思いがけないほど、内容が多岐に渡っているのに驚き。個人的には終末論について語った第五講がとりわけ響いたか。いみじくもコロナ、ロシアのウクライナ侵攻、未曾有の物価高等々、何かと終末観を煽るようなトピックに事欠かない昨今だが、四十年程前にも、恐らく今とそれ程変わらない終末観が世を席巻していたということに一抹の感慨が湧く。また、そのような事態に「待つ」というスタンスを推奨するのに、佐藤優の「急ぎつつ待つ」に似たものを感じた。2023/06/12

渡邊利道

3
著者が京都の教会に請われて70年代にした講演を、じっくり改稿して80年代にまとめた本。タイトルの通り概ねアウグスティヌスに関連しているが、幾つかの話題はもっと広く現代日本をキリスト教神学の立場から考察し、神へと導くという感じのもの。なんといっても面白かったのは冒頭の「アウグスティヌスと女性」で、まるで推理小説のように『告白』を通してアウグスティヌスの回心について語る。ほかにはペルソナ論が面白かった。2018/04/12

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