二人の小さな野蛮人

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  • サイズ B6判/ページ数 552p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879571366
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

内容説明

白人の物質文明を否定して、自然と調和して暮らすインディアンの生活にあこがれる、ヤンとサムの二人の少年。二人はカナダの奥地、サンガーの農場の森でキャンプ生活を送り、自然のなかで暮らすインディアンの知恵を学びとっていく。自分たちの手で、住まいのティーピーを建て、生活に必要な道具を作り、数々の冒険をとおして、何ごとをも恐れず、努力してなしとげることの喜びを知り、自分の価値と可能性を発見する。野生の動植物への深い関心、インディアンの生活と文化への共感、知識にたいする激しい渇き、森や野で冒険と自然の探究にあけくれる日々、父親の反対にもかかわらず博物学を自分の将来の職業に選んだ固い決意。主人公の一人ヤンは、まさに若きシートンの姿そのもので、本書は博物学者シートンを形づくった少年時代の出来事と真剣な思索をいきいきと伝える、感銘深い作品である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roatsu

4
大学2年時に英書購読の教材で出会った、動物記のシートンの著作。当時は講義であてられたり試験のこと考えたりで、どうも楽しく読めなかったけど(笑)、今になって触れなおすととても楽しい。北米先住民の伝統の暮らしの知識もつき、少年たちの冒険物語としても秀逸。ティーピーという言葉はこれで覚えたっけ。嬉しく、少し懐かしい再会の一冊だった。2015/07/12

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