内容説明
本書は、アメリカ政府・米軍・CIAが世界の隅々で行なっている、テロ支援、拷問や洗脳、暗殺、盗聴、選挙操作、麻薬製造、毒ガス・生物兵器使用、虐殺…等など、イラク・北朝鮮どころではない「国家犯罪」のすべてをまとめた衝撃の一冊である。
目次
第1部 アメリカとテロリストとの愛憎関係(テロリストたちがアメリカをいじめる理由;アメリカから世界へのプレゼント―アフガンのテロリスト養成所の卒業生たち;暗殺 ほか)
第2部 米国による大量破壊兵器の使用(爆撃―無差別破壊;劣化ウラン兵器;クラスター爆弾 ほか)
第3部 「ならず者国家アメリカ」vs世界(米国による介入の歴史―一九四五年~現在;選挙操作;「米国民主主義基金」(NED)―CIAの下請けNGO ほか)
著者等紹介
ブルム,ウィリアム[ブルム,ウィリアム][Blum,William]
一貫して米国の国家的犯罪・外交政策の暗部を分析・告発しつづけているジャーナリスト。1933年、ニューヨーク生まれ。米国国務省の外交担当部門に従事していたが、67年、ベトナム戦争に反対して辞任。辞任後、ワシントン初の「地下」新聞『ワシントン・フリープレス』を創刊するが、FBIの妨害で廃刊。69年、秘密のベールに包まれていたCIAの内部を暴く告発書を刊行。米国やヨーロッパ、南米などでフリー・ジャーナリストとして活躍。70年代半ばには、元CIA職員フィリップ・アジェとともに、ロンドンでCIAの内実を暴く作業に従事。80年代後半には、映画監督オリバー・ストーンとともに、米国外交の真実についてのドキュメンタリー映画の政策に乗り出す。現在は再びワシントンに居住し、書籍や記事の執筆活動を行なっている。なお98年に発表した、米国がイラクの生物兵器・化学兵器のための原料を提供していたという記事は、米国で「最も検閲を受けた上位10の事実」の一つに数えられ、「模範的ジャーナリスト賞」を授与されている
益岡賢[マスオカケン]
1964年生まれ。メディア論・コミュニケーション論に関心を持つ。90年から東チモールへの連帯活動をはじめ、91年より東京東チモール協会所属。ニュースレター編集を担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niguruta
みかづき
AZUKI
takuya
yooou