エスキモーに氷を売る―魅力のない商品を、いかにセールスするか

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784877710583
  • NDC分類 675
  • Cコード C0034

内容説明

観客動員数最下位の全米プロバスケットチームを、最弱のまま高収益チームへと変貌させた奇跡のマーケティング。どんな分野の、どの商品にも、どの企業にも適用できる目からウロコが落ちる驚くべき手法。

目次

商品には、あってはまずいところに欠点があるもの
顧客一人ひとりに、もう少し買ってくれるように直接頼む
顧客が買おうと思い立つ少し前に、アプローチする
少額だが、非常に目につくお金をクレージーなアイディアに使う
ミスにボーナスを出す
自社の商品が、われわれを救うことはない
「テロリスト・グループ」をつくり、状況を変える
顧客が買いたがる商品だけ売る、少しだけ多く売る
エド・ゲルスソープのルール
一つだけのセグメントへのマーケティング
リサーチにだまされない
クライアントをヒーローにする
「わが社ではいつもそうやってきた」は、何かが間違っている最初の警告
買わずにいられない商品をつくる
どうすれば、バックルームを顧客のための部署にできるか
すてる顧客を選べ
60万ドルと3万2000ドル、どちらを選ぶ。

著者等紹介

中道暁子[ナカミチアキコ]
東京大学文学部英文科(英語英米文学専修課程)卒業後、出版社に勤務し、約6年間英和辞典の編集に関わった。現在は、フリーランスで英語関係の辞書の編集や翻訳に携わっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y田

11
アメリカNBAチームを立て直した著者のマーケティングの考え方の本。何となくプロスポーツは「勝てば人気が出る、負ければ逆」といった思い込みがあったが、「チケットを売る」「チーム(組織)の経営」は勝ち負けとは必ずしも関係ないのがよく分かった。これって「良いモノを提供しさえすれば売れる筈!」的な考えだ。何でも思い込みはマズイ。◆色々あるが、今印象に残っているのは「既存の顧客にもう少し多く買って貰う様直接頼む」こと。新規より断然難易度は低い。モノを売る考え方は何でも共通した部分があるんだなと思う。2021/06/23

majiro

10
有名な本を読みあさってみるシリーズ。ためになるわ〜。マーケティング目線の本において、自社の商品がわれわれを救うことはない、という文句は重要。自分の足で道を進むという意識がそれぞれのセクションにあれば、不毛な心配事がだいたいなくなると言っていい。2016/02/05

かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO

8
目次に記載の17の原則をNBAのネッツでの具体的な事例とともに説明してる。20年前に出版された本なので、今企業で実践されてるマーケティングや営業の方法の基盤となってる考え方は、ここから派生してきたということが分かる。また、サブスクリプションモデルがなんでどの企業も選択するのかこの本を見て、過去このように営業面で苦しんでいたからというのがよく分かる。「ターゲットは、興味を持ってくれてる人」「CEOみずから営業する」「顧客と同じ生活水準になる」「経営が厳しくなったら、営業人員を増す」というのは参考にしたい。2021/12/05

ケルトリ

6
とても面白かった。実際の例や、どのような効果が起こるのかと言うことがしっかり書かれていて、実戦でも応用しやすいと思う。 肝心のタイトルの事例が書かれていないのは、残念だった。 2019/09/12

きよ

6
NBAの弱小チームのニュージャージー ネッツのチケットという「ひどい商品」を売るためにマーケティングを駆使したお話。「魅力的な相手チームを見れるぞ」とチケットを売り込む、顧客一人にもう少し買ってもらう、見込める市場を限定する、パッケージで売る、買いたがる商品だけ売る、顧客の問題を解決する、完売こそ最高のPR、大口の顧客を特別扱いする、などの思い込みを排したアイデア満載。この本を読むのは2度目ですが、今やニュージャージー ネッツは消滅して、ブルックリン ネッツになってしまってるのが、皮肉っちゃ皮肉な話です。2013/07/13

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