内容説明
「嘘を書くのが仕事」の小説家稼業、もう、どうにも止まらない!家事を夫に預け、休む間もなく、取材、執筆、旅行、趣味のチェロ…とミステリ作家の楽しくもカゲキな聖戦は続く。待望の初エッセイ。
目次
四十女のルーズソックス(仕切る能力;袖振り合うも…;タモン湾を歩く ほか)
ナイフをめぐる文化度(上着のマナー;お尻に風格が漂う;プロの接客 ほか)
さまざまな場所(三つの特別な場所;八王子シルクロードあたり;銀座の点と線 ほか)
旅日記(まっとうに生きてりゃ、いいことあるさ―ネパールの首都カトマンズ;湿原の道産子;山上の楽園にて ほか)
三日やったらやめられない(三日やったらやめられない;反運命論―運命の変わるとき、との課題を与えられて;ボツ原稿供養祭 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ
25
約20年前に出版されたエッセイなので時代を感じた。中で面白かったのが、作者がデビュー1年目の時に、紀伊国屋新宿店でご自身の本を手に取ってレジに並ぶ男性に遭遇し、その人を追いかけ、肩を掴んで「あの、あの、あたし、それの作者」と言い、「あの、サインください、じゃない、サインさせてください」と言って、「**様、ありがとうございました。篠田節子」と役所の書類のような楷書でサインしたと書かれたページだった(笑)2017/07/18
マッツ
3
題名に誘われて、篠田節子さん初読みです。少し前のエッセイ集なんですね。今度小説読んでみます。2013/05/08
もなこ
3
図書館本。「女たちのジハード」がなかったので代わりに。面白かった話のタイトルを列記しようと思ったけど収集がつかなくなって断念。次にまた「ジハード」がなかったら、迷わずもう一冊のエッセイ集を借りるぞ。2009/05/07
ゆき
3
小説家の本音が垣間見えておもしろかった2008/09/12
かずくん
2
現在集中読書中の篠田節子さんの初期のエッセイ2024/01/15