目次
1 ミュンヘン(旅のはじまり―ミュンヘン;ミュンヘンの画家たち ほか)
2 ダッハウ(ダッハウ強制収容所とSS;第2次世界大戦とダッハウ ほか)
3 クラクフ(伝説の城、ヴァヴェル城;ナチスの民族文化 ほか)
4 オシフィェンチム(アウシュビッツ)(収容所の建設;絶滅収容所 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
11
読みやすいが密度が濃い。数字や出典もていねいに提示されている。ヒトラーが活動を始めたミュンヘンから始まり、ドイツ国内に初期に造られたダッハウ強制収容所、ポーランドにつくられたアウシュヴィッツ強制収容所、そこに近い都市クラクフを訪ね、ホロコーストの経緯、抵抗活動を紹介する。戦後、これらの場所にまつわるホロコーストの記憶がどのように残し伝えられているかも記述。そこが特に興味深かった。/1989年以降、戦中戦後にポーランド住民が起こしたユダヤ人迫害・虐殺の事実が掘り起こされたが、揺り戻しが起こらないか懸念する。2018/05/27
Sakana
5
写真資料が多かったので手に取りました。パラパラと見て終わろうと思っていたのですが、予想以上に内容がしっかりしていて、良い勉強になりました。メインはドイツと言うよりもポーランド。現在見ることができる記念施設および博物館(この本で大きく取り上げられていたのはアウシュヴィツ)、そして記念碑などなど、、それらをつくるための葛藤や関連国との摩擦、つまり「記憶をめぐるたたかい」について詳しく書かれています。読みやすいし、結構おすすめ。2015/10/21
扉のこちら側
3
初読。ミュンヘン、ダッハウ、クラクフ、オシフィェンチム(アウシュヴィッツ)を辿る。2012/07/24
-
- 和書
- ことばの心理学 中公新書