出版社内容情報
われわれはなぜ水を、食べ物を必要とするのか。それは地球の環境に通じる問題である。現象論でない環境科学の理論構築を目指した力作。
内容説明
われわれは、なぜ水を必要とするのか?なぜ食べ物を必要とするのか?こんな自明の質問も物理学からはちょっと変った答が返ってくる。それは地球規模の環境問題にも通ずるものであり、熱学の基本で重要な概念でもある。現象論にとどまっている類書の中にあって、環境科学の理論構築を目指した野心作である。
目次
問題提起:「生きる」とはどんなことか
生命と環境
環境としての地球
生物にとっての2種類の低エントロピー物質
光合成
土壌と消化管、生態系
水の重要性
エントロピー排棄の多重構造とその階層性
宇宙と人間
生きていくことにともなう物質循環とエントロピー排棄〔ほか〕