内容説明
50人のあの時、そして今。大震災は被災地に住むすべての人を襲い、あらゆる職業の人が、それぞれの世界で震災に直面した。震災報道の渦中にいた社会部記者全員が、仕事を通して震災と格闘した様子を取材。
目次
ジャズジンガー―つかの間でも歌で励ますことはできる
労組委員長―会社をつぶしたら、どうにもならん
女将―有馬の灯を消したらあかんって
通船船長―二度とあんな渡し、しとうない
交番勤務員―けど、あんな大災害、だれも悪ない
タクシー運転手―走る心理カウンセラーの心構えだな
郵便局員―マニュアルじゃやっていけなかった
予報官―外れてほしかった初めての予報でした
日本語学校校長―頼りは、身元保証人と私たちだけなんです
クリーニング店主―家族より先に服の避難ですわ〔ほか〕