内容説明
異才が放つ血と闇の寓話と綺譚。太古の記憶をまさぐり、血の禁忌を負い、闇の迷路にまろぶ、あやかしの神話篇。劇作家岸田理生の初の小説小品集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
与那国
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古本屋でなんとなく買ってみたのですが、微妙でした。七本の短編小説なので、それぞれに関係性は無いのですが、子（子孫的な）に関する事や思念波というものは共通だったりします。怖さよりも中途半端に不思議な設定という感じです。ただ、「鏡世界」だけはありきたりのようなイメージがあるものの、ちょっと良かったです。2014/12/18
すなく
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世にも奇妙な物語の、もっと奇妙な版。オチすらよくわからなっかた話もあった。「不眠の街」と「楕円球体」は比較的読めて、不気味さを味わえた。具体的な情景描写が少なかった気がするけど、それのせいで不安感があおられたのかもしれない。全体のテーマは、血、だと思う。2012/01/04
