フェミニズム批評への招待―近代女性文学を読む

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フェミニズム批評への招待―近代女性文学を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875170341
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

隠されたメッセージを読み解き、文学史の書き換えを迫る。気鋭の批評家・研究者12人による書き下ろし評論。

目次

女の「私語り」―清水紫琴『こわれ指環』
非望の生の物語―樋口一葉『たけくらべ』
書くことの「狂」―田村俊子『女作者』
渡り切らぬ橋―長谷川時雨、その生と作品
『青鞜』から「大衆小説」作家への道―吉屋信子『屋根裏の二処女』
レズビアニズムの揺らぎ―宮本百合子『一本の花』
笑う女、女の号泣―平林たい子初期作品
奇妙な眩覚―野上弥生子『真知子』
感覚の対位法―尾崎翠『第七官界彷徨』
男性性の解体―岡本かの子『金魚撩乱』
素足の抵抗―佐多稲子『素足の娘』
放浪する女の異郷への夢と転落―林芙美子『浮雲』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

take0

4
1995年刊。12名の研究者による論集。どの論もなかなかに面白かった。論じられているのは、清水紫琴『こわれ指環』、樋口一葉『たけくらべ』、田村俊子『女作者』、長谷川時雨の生と作品、吉屋信子『屋根裏の二処女』、宮本百合子『一本の花』、平林たい子の初期作品、野上彌生子『真知子』、尾崎翠『第七官界彷徨』、岡本かの子『金魚撩乱』、佐多稲子『素足の娘』、林芙美子『浮雲』という作者・作品。自分の興味・関心としては、尾崎翠、吉屋信子、樋口一葉、田村俊子『女作者』、岡本かの子『金魚撩乱』に関する各論を特に興味深く読んだ。2018/10/31

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