目次
第1章 中世ヨーロッパにおけるワインとビールの消費について―連通管的関係か(選ぶのはワインかビールか;大衆飲料としてのセルヴォワーズビール;中世の発明品:ビール ほか)
第2章 中世後期‐近世初期ヨーロッパにおける為替取引―南ネーデルラント起源の方法と概念について(ヨーロッパにおける経済的前史;陸路交易の衰退とブリュッヘの隆盛;為替の起源 ほか)
第3章 カール5世期南ネーデルラントの経済と社会(指標としての人口成長;農業生産力の増大;農村工業と都市工業 ほか)
著者等紹介
アールツ,エーリック[アールツ,エーリック][Aerts,Erik]
1954年生まれ。1986年9月~2001年5月ブリュッセル国立文書館第一研究員~主任研究員。2001年6月~2004年9月アントウェルペン国立文書館館長。1999年10月~2004年9月カトリック・レウヴェン大学歴史学科兼任教授。2004年10月~現在、同上専任教授。1988年カトリック・レウヴェン大学博士号(Ph.D.)取得
藤井美男[フジイヨシオ]
1956年生まれ。九州大学大学院経済学研究院教授
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感想・レビュー
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人生ゴルディアス
1
それぞれのテーマで一冊ずつ欲しかったなあ。ところで、1277年にブリュッヘに到着したジェノヴァ船の積載量多すぎじゃないかと思ったがどうなんだろう。2016/02/22
うえ
1
1 中世の水質の悪さから人々はワインやビールを水の代わりに飲んでいた。ワインは元々庶民の飲料だったがビールの大量生産で高級品扱いに。修道院でも水代わりに飲むよう指示があった。2 取引所の中心がブリュッヘからアントウェルペンへ。為替の誕生と資本主義の初めてのシステム化。3 南米で見つかった銀山によるヨーロッパ一部都市でのインフレ。異常な経済成長、人口増加、価格高騰2014/03/19