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内容説明
内田裕也、最後の超ロングインタビュー!ロックンローラーが映画に賭けた全記録。
目次
ロックンロールなムービースター
東宝、東宝ってコノヤロウ!―『素晴らしい悪女』『クレージーだよ奇想的外』
型破りの犯罪者―『不連続殺人事件』『実録不良少女 姦』『スーパーGUNレディワニ分署』
神代辰巳と姫田眞佐久 二人の天才―『少女娼婦 けものみち』
優作と力也―『ヨコハマBJブルース』『ブラック・レイン』
『猥歌』、俺の代表作だよ―『嗚呼!おんなたち 猥歌』
「プール・ウィズアウト・ウォーターね」(オノ・ヨーコ)―『水のないプール』
「主役の顔じゃないって言ったあの話、なかったことにしてください」(大島渚)―『十階のモスキート』
嘘から出たリアル―『コミック雑誌なんかいらない!』
ロックンロールやってる内田ですけど、なにか失礼ありましたか?―『花園の迷宮』
座頭市とロックンローラー―『座頭市』
宮沢りえとタケちゃんマン in Paris―『エロティックな関係』
セルフ・カバー/リ・クリエイション
スクリーン上のロックンローラー
奴には目が6つある!
アルコホーリック戦争 十階のモスキート!!&戦場のメリークリスマス
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワンタン
7
どうして観てみたいと思ったか覚えていないが、初めて観た日活ロマンポルノは「少女娼婦けものみち」だったと思う。この本で「嗚呼おんなたち猥歌」ともども、けっこうなページを割いてくれていて嬉しかった。世間を騒がせた衝撃度とか映画的な評価は「水のないプール」や「コミック雑誌なんかいらない」などの方が上かも知れないけど、自分は神代辰巳と組んだ作品が忘れ難い。2019/08/11
さくらんぼ(桜さんと呼んでね)
6
私は内田裕也のことを何も知らなかったんだな。樹木希林のダンナでいつも『ロックンロール!』と言ってる印象しかなかったが、日活ロマンポルノに出演し脚本も書いていたとは驚きだった。昔の映画界の壮絶なことといったら!そんな映画の世界で小泉今日子や宮沢りえが出演した映画があるんだね。あの戦場のメリークリスマスに内田裕也が出演してるとはこの本を読んで知った。あの音楽は好きだったが内容が凄まじすぎて今さら見ようとは思えない。ビートたけし、坂本龍一、デビットボウイしか印象に残ってないがそこに内田裕也もいたとは!驚きの一冊2019/11/15
hikarunoir
5
速成が間に合って充実。口調も伝わって笑みが止まらない。何かと縁がある若松監督の本との併読がお勧め。カバーを裏返す読み方だけはこの本には厳禁!2022/04/18
Mitsuhito Shiraha
3
内田裕也、こんなにも饒舌だったのか。いや、聞き手のヨイショ7割、ジャブ3割の絶妙が故か。「水のないプール」以降のセルフプロデュース作品群の製作資金が一体どうなっていたのかが知りたかったが、全く触れられていない、とがっかりしかけたら巻末の裕也氏自身による文章二題の中で少し触れられていた。そしてこの二本の心情的製作日記が本書の中 で最も面白い。2019/06/23
いたち野郎
2
自分の見せ方をよく知っているし、それにどれくらいお金が必要となれば、全力でかき集めてくる、という、孤高のロックンローラーというのとは違うけれど、業界人としての顔の効かせ方は、海外の有名ミュージシャンたちと引けを取らない能力の持ち主なのだと感じた。映画を知らない人が読んでも面白いのがいいね。インタビュアーが前のめりになりすぎて、たまに内田裕也がドン引きしているのも面白い。筋の通し方とか実にヤクザくさいけれど、温感や誠実さをもたないネット有名人は見習ってほしいね。すごい人でした。2021/04/28