内容説明
『数学で犯罪を解決する』『数学する遺伝子』に代表される数学読み物のベストセラー作家、キース・デブリンと、実験数学の気鋭の研究者ジョナサン・ボールウェインが実験数学とは何かをやさしく解説します。数学者が頭をフル回転させて定理を証明する古典的な数学とは違い、実験数学ではコンピュータを道具として使って計算を行い、膨大なデータをもとに数式処理システムなどを利用して予想を立て、検証していく、つまり文字通り「実験」しながら、数学的発見を行うものです。この書籍では実験数学の魅力と可能性を紹介します。
目次
1章 実験数学とは何?
2章 πの10進表現で1000兆桁目の数字は何?
3章 この数は何?
4章 数学で最も重要な関数
5章 次の積分を解け
6章 思わぬ発見をする才能
7章 πの計算
8章 コンピュータは人より数学を知っている
9章 極限を取りなさい
10章 危険!コンピュータを使うときにはいつも警戒を
11章 書き残したこと
著者等紹介
ボールウェイン,ジョナサン[ボールウェイン,ジョナサン][Borwein,Jonathan]
ローズ奨学生としてオックスフォード大学から博士号を取得。現在はカナダのダルハウジー大学の数学と計算機科学の教授。実験数学の成長分野で最先端の研究を行っている
デブリン,キース[デブリン,キース][Devlin,Keith]
スタンフォード大学言語情報研究センターでエグゼクティブ・ディレクターを務め、また、同大数学科で教鞭をとる。数学の啓蒙のための多くの書籍および記事を執筆し、ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)の「Math Guy」(数学野郎)である。多数の著作あり
伊知地宏[イチジヒロシ]
1958年生まれ。1982年千葉大学理学部数学科卒業、1984年千葉大学大学院理学研究科数学専攻修了(整数論専攻)。富士ゼロックス(株)を経て、2001年よりラムダ数学教育研究所に所属。東京大学、東京工業大学、早稲田大学、千葉大学非常勤講師。コンピュータ上に数学を構築するための理論とメカニズム、パズルの数理、整数論、プログラミング言語およびプログラミングの数理に興味を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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