内容説明
マルチコアプロセッサの登場により、逐次アルゴリズムから並列アルゴリズムへ、ソフトウェア開発は大転換期を迎えています。マルチコア時代の現在、急速に高まる並列プログラミング/マルチスレッドプログラミングの需要に応えるために本書は執筆されました。並列プログラミングの基礎から、具体的な設計、実装方法を解説。従来の逐次実行の考え方から移行しやすいように、並行ソフトウェア開発の経験豊かなIntelの技術者である著者が、ポイントを押さえてていねいに解説します。マルチスレッドプログラミングで役立つツールも紹介。マルチコアプロセッサの性能を最大限に引き出すために必須の一冊です。
目次
速くしたい人、手を挙げて!
並行か非並行か?それが問題だ
正当性の検証と性能測定
マルチスレッドアプリケーション設計の8つのルール
スレッドライブラリ
並列和とプリフィクススキャン
MapReduce
ソート
サーチ
グラフアルゴリズム〔ほか〕
著者等紹介
ブレッシャーズ,クレイ[ブレッシャーズ,クレイ][Breshears,Clay]
2000年9月からIntelに勤務。シニア並列アプリケーションエンジニアとして、イリノイ州シャンペーンのIntel並列アプリケーションセンターでキャリアをスタートした。当時はカスタマアプリケーションにおけるマルチスレッド化/分散ソリューションの実装を担当していた。現在は、コースウェアのアーキテクトとして、マルチコア/マルチスレッドのプログラミングとトレーニングを専門としている。Intel入社前はライス大学の研究科学者として、国防総省の研究者達が使用する最新のHPC(High Performance Computing)プラットフォームとリソースのサポートをしていた
千住治郎[センジュジロウ]
獨協大学前田ゼミ卒。普及しているプログラミング言語以外にもAPLなど少数派の言語も経験する。昭和63年からUNIXを使用し始め、ソフトウェア開発を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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