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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
27
儚くも美しい世界が目の前に広がっている感じです。断片のようなエピソードが詰まっていますが、ストーリー性は曖昧でどちらかというと詩のような世界観だと感じました。抽象的に痛い部分を光に照らし出す美しさがあるのでしょう。どことなく寂寥感があるのに心に染み入る宝石のような何かが心地よかったです。ロータスとたんぽぽぽに出てくるつよつよでないノラがとても愛らしく、こんなにゃんこが欲しいと思ってしまいました。このコミックは絵から感性で何かを受け止めるべき作品なんでしょうね。2014/07/06
4/123
9
再読。楠本まきと水月博士と鈴木志保は人にはあまり勧めませんが、本棚の一番奥の一番綺麗な場所の一角をずっと占領しています。いいなぁ、これ。ぶーけの編集もよくこの才能を見いだした物だ。あの時代のぶーけにはちょっとエキセントリックな編集でもいたのだろうか。2017/04/01
初瀬川 翠
1
「END&」はキュンとします。「ロータス」「たんぽぽ1-2-3」ノラちゃんが愛おしいです。ネズミが怖いや。蜂の男女の恋模様、次世代のために身を捧ぐ「受胎告知」も不思議なお話。初めて触れた鈴木志保作品です、寂しい切ない内容なのになぜかとても惹きつけられます。2013/12/05
くさてる
1
作者による自選単行本未収録作品集です。船を建てる」以前の作品が2作、それ以後の作品が6作収録されていますが、前者は中篇であるのに対し、後者は断片的な短編。ということで、内容自体は半々という印象です。とりわけ後者は、人間の描き方も格段に違ってきて、わざとらしくない感覚にすべてが彩られて、美しい限りの作品になっています。まさに鈴木志保じゃないと描けない世界と構成に、ため息が出る思いになりました。2007/01/17
HiRaNo
0
漫画の眼の追い方というのをすごくジャックされてる感じがする2013/12/22
