プラモデル進化論―ゼロ戦からPGガンダムまで

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872572148
  • NDC分類 507.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報



今柊二[コントウジ]
著・文・その他

内容説明

1958年12月、国産プラモデル第1号『原子力潜水艦ノーチラス』がマルサン商会から発売された。それから40年、日本のプラモデルはなぜここまで独自の進化をとげてきたのだろうか?男の子なら誰もが一度は手に取ったオモチャ、「プラモデル」の歴史を膨大な資料をもとに徹底検証。いま明かされる日本模型史。

目次

序章 ゼロ戦も戦車もないプラモデル屋
第1章 デボン紀、両生類の時代―プラモデル前史
第2章 ジュラ紀、は虫類の台頭と隆盛―プラモデル、そしてスケールモデルの時代
第3章 三畳紀~白亜紀、ほ乳類の誕生、そして大異変―キャラクターモデルの誕生
第4章 新生代古第三紀、サルの登場―ガンプラ大爆発!
第5章 新生代新第三紀、サルから類人猿への進化―ガレージキットの始まりとテレビゲームの時代
第6章 新生代第四紀、原人への進化―プラモデルのハイクオリテイ化
第7章 ヒトは登場するか?―自動ロボット模型の時代へ

著者等紹介

今柊二[コントウジ]
1967年愛媛県生まれ。横浜国立大学教育学部心理学専攻卒(認知心理学)。フシギな人物を研究する畸人研究会主幹。機関誌「畸人研究」の刊行ほか、共著に「定本畸人研究」「畸人さんといっしょ」など。「別冊宝島」シリーズでも活躍。ガンダム・ドリビュートマガジン「G20」でも「ガンプラ経済学」などガンプラの歴史的流れを追う論文や模型店のルポを展開していた。人やモノなど森羅万象に対する興味は尽きず、現在も、某受験雑誌編集長の傍ら、様々な研究・調査活動に余念がない
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

27
盆栽やからくり人形から始めて模型、プラモデルの発展を時系列でみていく一冊。面白い話が多くて読んでいて知らないことをたくさん知れた。当初は縮尺がいい加減で子どもは大きいものが好きだという先入観があり、戦闘機と爆撃機が同じ大きさというチグハグさがあったがリアルに憧れるという子どもたちの本当のニーズを読んだ製品が売れ、統一スケールが整備されていく。また、1950年代ですでにパッケージデザインで売上が左右されることを認識し、子どもウケのする絵をデザインするマーケティング的なこともしていたそうだ。2023/09/26

にっとろべ

0
なんせ誤字脱字の多い本でした。一種の卒業論文のような、筆者の熱意が感じられる文章で、ガチャガチャ・食玩好きな私には大変面白く読ませていただきました。スケール模型からキャラクターフィギュアに至るまでの時代背景と進化してきた技術。プラモ作りたい!と誰しもが思うはず。発行が2000年ということで、この10年の進化と考察も読んでみたいです。2013/02/03

decuno

0
名前の通り日本での模型の歴史を語ってる一冊2010/04/15

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