出版社内容情報
本書では、草創期からのライトノベル史を対談で概観しつつ、時代を画した個々の作品についてはブックガイドで詳しく紹介するという二部構成を採用した。ま、「対談と書評で読むライトノベル30年史」ってことですね。
内容説明
平井和正、夢枕獏、菊地秀行、氷室冴子、新井素子から、『ロードス島戦記』、『スレイヤーズ!』、あかほりさとる、『十二国記』、『炎の蜃気楼』、『ブギーポップ』、さらには『涼宮ハルヒ』『マリみて』『鏡家』『ドクロちゃん』まで、1970年~現在のライトノベル代表作品(と忘れられた名作)を徹底採点!『文学賞メッタ斬り!』の大森望とライトノベル書評の草分け・三村美衣が総括する、史上初の「ライトノベル30年史」。
目次
1 ライトノベル前史―『宇宙戦艦ヤマト』と“クラッシャージョウ”の時代(ジュブナイルの源流;ハヤカワ文庫SFがドル箱だった時代 ほか)
ライトノベルのあけぼの―ソノラマ/コバルト黄金期から『ロードス島戦記』大爆発まで(コバルト文庫の変化;SF作家の浸透と拡散 ほか)
3 ライトノベルの確立―メディアミックスの進展とジャンルの多様化(角川騒動と業界再編;あかほり台風とメディアミックス戦略 ほか)
4 ライトノベルの現在―おたく的感性の浸透と拡散(それってセカイ系?;ほのぼの日常路線リバイバル ほか)
著者等紹介
大森望[オオモリノゾミ]
1961年、高知県生まれ。京都大学文学部アメリカ文学科卒。1987年、D・モーリス『ドラゴンの目』とM・Z・ブラッドリー『惑星救出計画』で翻訳者デビュー(ともに創元推理文庫)。「小説奇想天外」の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各誌にコラムを連載、「本の雑誌」新刊SF時評を担当
三村美衣[ミムラミイ]
1962年、愛知県生まれ。大阪育ち。ジュブナイルSF研究家、ファンタジー、ライトノベル書評家。高校時代からSFファン活動をはじめ、「星群の会」会員、日本SF大会スタッフ、SF同人誌「てんぷら・さんらいず」主宰を経て、1989年頃から「ネオファンタジー」「小説ハヤカワハィ!」「ログアウト」などに書評を寄稿。1994年から2001年まで「SFマガジン」の国内ライトノベル書評を、2001年から2004年まで「毎日中学生新聞」に「三村美衣のSF通信」を執筆。ライトノベル系新人賞の予備選考も長年手がける。「活字倶楽部」に「少年少女の書物」(1998~)を連載中
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感想・レビュー
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緋莢
不自他
てふてふこ
lotta7
ねこ