出版社内容情報
写真×自由×恋愛。痛いほど率直で、笑ってしまうほど過激で、だからこそ愛しい──。恋をエネルギーに、二度のガン手術も人工肛門も乗り越え、「沖縄の魂(ソウル)」のおもむくまま、カメラという楽器で自由と生命の賛歌を唄う、写真家・石川真生の沖縄的生き方フォト&エッセイ。
内容説明
痛いほど率直で、笑ってしまうほど過激で、だからこそ愛しい―。恋をエネルギーに、二度のガン手術も人工肛門も乗り越え、「沖縄の魂(ソウル)」のおもむくまま、カメラという楽器で自由と生命の賛歌を唄う写真家・石川真生の、沖縄的生き方フォト&エッセイ。
目次
燃える島、沖縄
恋愛地獄編
パイナップル大作戦
金武の女たち
写真の怖さを知る
フィリピーナの里帰り
港町の男
沖縄芝居を追って
オープン・ザ・ドア
タブーとしての沖縄自衛隊
若者たちへ
沖縄人に力を
人工肛門で恋愛を
著者等紹介
石川真生[イシカワマオ]
写真家。1953年、沖縄県国頭郡大宜味村生まれ。1973年、WORKSHOP写真学校の東松照明教室で学ぶ。「沖縄タイムス」「琉球新報」で連載・記事多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
23
沖縄。歴史的に長く日本だったことのない、南の島。その島で戦後の混乱した時代を体一つで受け止めてきた一写真家の、無垢なまでにあけっぴろげな自伝です。「組織は憎んでも個人は憎まず」米軍兵士と恋に落ち、自衛隊員と結婚し、別れ、情熱の赴くままに突き進む彼女の人生は小気味いい。「最初日の丸は推奨された」「パッと燃えてすぐ冷めるウチナンチュ」「自分と同じ考えじゃなければ切り捨てる文化」様々な言葉が彼女の口から飛び出したまま、そこにある。そして、何冊読んでも知らなかった沖縄を教えてくれる。すげえ女がいるんだなあ。2017/07/10
Carlos
3
その時その場所だから起きること。2014/06/08
カレーリーフ
3
発行当時新刊平積みのときに手に取って衝撃を受けた本。今日久しぶりに改めて買って読んだ。今も変わらぬ、石川さんの真っ当でまっすぐな言葉、そして写真。こんな素敵な女性表現者がいるんだ、といまもなお新鮮な本。女性の自叙伝として希有な一冊だと思う。名著。2013/02/10
kentaro mori
2
久しぶりに、見た瞬間に息が止まり吸い込まれるような写真に出会った!!!巷にあふれる広告写真、ストリートスナップ(もどき)の、うすら寒さにウンザリな人は是非。写真の中にはっきりと思想が詰まっている。2018/06/14
ハイサイ
2
圧倒され続ける2002/11/30