内容説明
現代に伝えられている芸術遺産のデザインのなかには、龍・鳳凰の図柄がとりわけ多く、私たちに貴重な参考資料を提供してくれています。龍・鳳凰の姿は元々、古代人の想像上の産物であり、後世の人々が自由に創作する余地が十分に残っています。しかし、ご承知のように“不似之似”(似ているかもしれないが、似ていないかもしれない)といった龍と鳳凰のイメージがすでに人々の心に染み込んでいるため、常識を超えた新しいイメージで人々に受け入れられる龍・鳳凰の図柄を創作するのは容易なことではありません。これに対して、本書は新たな研究を行い、成果を挙げようとしたものです。