内容説明
あるひのゆうがた。かみなりがゴロゴロなった。ぴかっとひかって、ドーンといった。きがつくと、めのまえにかみなりのおやこがすわってた。おじいちゃんがいった。「いいから、いいから。せっかくきてくださったんじゃ。ゆっくりしてください」ぼくもいった。「ごゆっくり、ごゆっくり」―「いいから いいから」このおじいちゃんのおおらかさ。肩のちからがぬけていきます。ゆたかな笑顔が生まれる絵本。
著者等紹介
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年大阪府生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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舟江
110
2作目から読んでしまった。今作は「かみなりおやこ」の訪問だった。「雷さまに、へそを取られないよう、腹を出してはいけない」と、本に書かれていることはあるが、へそを取られてカエルになるとまでは書かれていない。新発見だ!hahaha… 雷さま、お化けの次は何が出てくるか、楽しみだ。2018/03/10
しゅわ
77
【図書館】人気シリーズの記念すべき第一弾。なんともいえない味のある絵、そしてどんなビックリなことが起きても「いいから いいから」で笑って済ませちゃうお爺さん、スゴすぎです。こわいハズのカミナリ様が全身で恐縮する姿がとってもキュートで笑っちゃいますね。おヘソが無くなって心配なのがプール…という発想が素敵です♪娘も大喜びでした。2014/01/26
紫 綺
70
「いいからいいから」ちっちゃい事は気にしないおじいちゃん。でも…それってちっちゃいこと???些末な事は、豪快に笑いで吹き飛ばす愉快な絵本♪2021/09/02
パフちゃん@かのん変更
68
このおじいちゃん、いいね。きっと長生きしそう。こんな風に気楽に楽しく生きたいものです。これ、読み聞かせしたい。2013/10/14
つくよみ
66
図書館本:ある日、雷が鳴って、気が付くと目の前に雷様の親子が座っていて・・・というお話、そんな不思議に全く動ぜず「いいからいいから」と雷様をもてなすおじいちゃんと、その孫。ご飯をご馳走し、お風呂を用意し、背中を流して・・・の歓待ぶりに、恐縮しきりの雷様と、そんな雷様を「いいからいいから」を連呼して、聞く耳持たずにもてなすおじいちゃんが可笑しい。居た堪れなくなったのか、逃げるように帰って行った雷様。その目的はなんだったのか?オチも可笑しかった。2013/09/22