三浦綾子の世界―その人と作品

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三浦綾子の世界―その人と作品

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784870887848
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1095

内容説明

1964年(昭和39年)に『氷点』でデビューして以来、三浦綾子は病いに打ち勝ちつつ最近作の『銃口』(平成六)に至るまで多くの作品を書き続け、訴えてきた。その原動力は、神の愛と救いを証しようとする深い信仰心に根づいている。その信仰と文学上の歩みを、全作品に即して分析・検討するとともに、キリスト教と関わりのあった他の日本の作家―遠藤周作、椎名麟三、太宰治等とも対比してその信仰と文学の位相を明らかにした文芸論である。

目次

第1部 三浦文芸の基調
第2部 作品をめぐって
第3部 信仰と文学上の位相

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Timothy

1
全体的にまとまりのない印象があるものの、内容はどれも興味深かった。特に三浦綾子と遠藤周作、太宰治との比較が面白い。また、三浦作品のあらすじや引用が多いため、『積木の箱』『銃口』など、読んでみたい作品に出会うこともできた。「エロスの愛は、愛の名に値しない。」(33)という部分にだけは、言い過ぎではないかと違和感を感じる。2015/09/07

PukaPuka

0
太宰との比較は面白かった。また、三浦綾子を酷評した批評家を引用した上で否定的見解を述べているが、それには大いに同意する。2021/10/28

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