感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
9
この国がどれだけイカれていようと勝手にやってくれればいいが、この生産力絶貧の国に聳える金王朝の豪華絢爛たる贅沢三昧を支えているのは日本の金だ。拉致はけしからんといって経済制裁を加えている筈なのに不思議なことだ。不思議といえば北朝鮮と日本の関係を本書のように暴露した本は見ない。本書は特に受け取り方に注意を要する。軽く構えていると「ああこんな国に生まれず自由な国日本に生まれてよかった」と受け取ることになる。だがこの自由な日本で本書のような視角に立脚した『安倍晋三入門』が出版されず、例の国葬の実相がスウェーデン2022/10/11
活字の旅遊人
9
こういう国家も、あるんだろう。
noby
8
いま話題のカリアゲ君のパパさん、元祖将軍様の入門マンガです。「親が願ったように子は育たない」という信念を持っているｱﾀｸｼなので、お父さんの逆をやるのがカリアゲ君の戦略であろう。敵を知るには先ずお父さんから。金正日に関する書籍は、アマゾンでもざっくり500冊ぐらいはあります。とりあえずマンガでね。やってることは「仲間を殺して独裁体制を強固にする」だけでした。マンガにしてもつまらない話です。ｱﾀｸｼなんかが金正日を研究したってどうにもならんわけで、ただミサイルに巻き込まれていくだけなんでしょうな。 2017/07/08
greenman
6
権力というものは恐ろしいものだ。特に権力が個人に集中されるような体制では、虐待と殺戮が逃れられなくなる。金正日は間違いなく凡人ではないだろう。このように権力を確立させるには、少なくとも人間の動物性をしっかりとわかってないといけない。アメとムチを使い分け、欲望渦巻く閉じられた世界を掻い潜る様は、戦慄と哀れみを感じさせる。2010/01/29
WildCat
4
謎に満ちた北朝鮮・金ファミリーの独裁的な歴史を漫画という手法で浮き彫りにした作品。韓国で発売禁止になり、紆余曲折を経て日本で封切られたという異色の経緯があるそうです。漫画なので読みやすく、一通り読むことで北の実態を知ることができました。なぜ外国人を拉致するのか、核兵器の保有に至ったのかなど、迷惑な隣人と毒づくためにも最低限知っておくべき知識がこの本にはあると思います。2014/10/29
