出版社内容情報
ホリスティック医学の古典『病因と治療』の日本語訳者・臼田夜半が独自に設定した18のテーマでヒルデガルトの思想を解く。ヒルデガルト思想の入門書。
12世紀ドイツ、ベネディクト会女子修道院長にして預言者・神学者・病院長・治療師・薬剤師・音楽家・詩人そして説教師。
「中世ヨーロッパ最大の賢女」ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの代表的著作でホリスティック医学の古典『病因と治療』を18のテーマに分類し読み解く。
序―『病因と治療』を俯瞰する
? 病とは何か
? 宇宙と人間の創造
? 治療と恢復
第1話 宇宙の創造と物質の成り立ち
? 天地の創造
? 元素と風
第2話 魂と肉体の創造
? 光の恩寵
? 魂と体の成り立ち
第3話 体液という運動
? 粘液という体液
? リヴォルの弁証法
? 黒色胆汁の謎
第4話 黒色胆汁と脾臓の謎
? 脾臓という神秘
? 脾臓の発生学
第5話 体液論と臓器論
? 古代ギリシャの体液論と臓器論
? ヒルデガルトの体液論と臓器論
第6話 臓器の世界
? 霊魂の在所
? 心臓は命
? 脳と頭
? 胃という世界
? 肝臓―偉大なる敗者
第7話 気質について
? 気質とは何か
? ヒルデガルトの四気質
第8話 男と女と愛と性
? 男と女
? 雅歌の愛
? 男性の性的メカニズム
? 女性の性的メカニズム
第9話 女性の生理学
? エヴァの罪と月経
? 月経と月齢・気質・感情
? 経血の魔性
第10話 妊娠―宇宙の孕み
? 受胎のプロセス
? 胎児の形成
? 魂の注入
? 男女の愛と子どもの性別
? 受胎と月齢
第11話 出産と永遠の力
? 星を抱く女
? 生みの苦しみと永遠の力
? 難産と処方
第12話 夢と無意識
? 夢と無意識
? 意識と無意識
? 無意識と身体の生理
第13話 感覚―世界との交わり
? 正しい感覚
? 五感の働き
? 花を嗅ぐアダム
第14話 感情とは何か
? 内臓と感情
? ヒルデガルトの感情論
? 悲しみの根
第15話 ヒルデガルトの診察室(1) 望診
? 魂の姿
? 生と死の兆候
第16話 ヒルデガルトの診察室(2) 瀉血と焼灼
? 瀉血について
? 乱切法
? 吸い玉
? 焼灼療法
第17話 ヒルデガルトの診察室(3) 処方
? 響き合うもの
? ヒルデガルトの薬剤
? ハーブの処方
第18話 ヒルデガルトの診察室(4) 養生法
? 養生法
? ヒルデガルトの食養論
? 肉食について
? 睡眠と覚醒
? 入浴―風呂とサウナ
臼田 夜半[ウスダ ヨハン]
著・文・その他
内容説明
ホリスティック医学の古典『病因と治療』を読み解くヒルデガルト思想の入門書。『病因と治療』本邦初訳を手がけた臼田夜半が、独自に設定した18のテーマでヒルデガルトの思想を解く。
目次
『病因と治療』を俯瞰する
宇宙の創造と物質の成り立ち
魂と肉体の創造
体液という運動
黒色胆汁と脾臓の謎
体液論と臓器論
臓器の世界
気質について
男と女と愛と性
女性の生理学
妊娠―宇宙の孕み
出産と永遠の力
夢と無意識
感覚―世界との交わり
感情とは何か
ヒルデガルトの診察室(1)望診
ヒルデガルトの診察室(2)瀉血と焼灼
ヒルデガルトの診察室(3)処方
ヒルデガルトの診察室(4)養生法
著者等紹介
臼田夜半[ウスダヨハン]
1946年、北九州市門司区生まれ。小説、随筆、編訳の著作がある。「ヒルデガルト研究会」主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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