求むマエストロ。瓦礫の国の少女より - イラク・ナショナル・ユース・オーケストラの冒険

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  • サイズ 46判/ページ数 422p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865591958
  • NDC分類 764.3
  • Cコード C1073

出版社内容情報

17歳のイラク人少女の呼びかけに応えたスコットランド人指揮者のポール。
彼を待っていたのは、楽器もなく技術もない、熱意だけは一人前の若者たちだった──
音楽の奇跡に心躍る感動のノンフィクション!

  風変わりな冒険に放りこまれた
  クルド人、アラブ人、アメリカ人、イギリス人が、
  おずおずと最初の一歩を踏みだした。
  誰もがおたがいをちょっと警戒し、でも少しだけ信頼していた──

本書の主人公はスコットランドの指揮者ポール・マカランダン。
2008年、バグダード在住の17歳のピアニスト、ズハル・スルタンが「マエストロ求む」と呼びかけた新聞記事に目を留めたことをきっかけに、イラク・ナショナル・ユース・オーケストラの音楽監督に就任する。
オーケストラの設立に尽力し、YouTubeでオーディションをおこない、ファンドレイジングにかかわり、イラク国内はもとよりヨーロッパ各地に招かれて演奏ツアーを敢行。
2014年にISIL(イスラム国)の台頭にともなう国情の悪化によって解散するまで、ともすれば不安定な政情や他国人の無理解、民族間の感情的軋轢などによって迷走しながらも、世界に向けて高らかに「音楽の力」を謳い上げたイラク・ナショナル・ユース・オーケストラとポールの7年間を克明に描き出す。

解説=樋口美治(中東音楽研究家)


プロフィール
ポール・マカランダン(Paul MacAlindin)
スコットランドのアバディーンに生まれる。サリー大学、ヨーク大学、オープン大学で修士・博士課程を修了。
スコットランド室内管弦楽団、BBCフィルハーモニック、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団にてピーター・マクスウェル・デイヴィスのアシスタントを務め、1993年からプロの音楽家として活動を始める。それ以来、ニュージーランド交響楽団、デュッセルドルフ交響楽団、スコットランド・ナショナル・ユース・オーケストラなど多くのオーケストラで指揮者や客演指揮者を務めた。
イラク・ナショナル・ユース・オーケストラでは6年間にわたって音楽監督を務める。英語、ドイツ語ともに堪能。

藤井留美(ふじい・るみ)
翻訳家。訳書は『レッド・アトラス』(日経ナショナルジオグラフィック社)、『私はすでに死んでいる』(紀伊国屋書店)、『フルトヴェングラー グレート・レコーディングズ』(音楽之友社)など多数。アマチュア室内オーケストラを20年以上にわたって共同運営した経験を持つ。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

DEE

10
イラク戦争後の混乱期にオーケストラを作りたい。誰かマエストロはいませんか?との問いかけに、見通しも立たないまま飛び込んだ著者の手記。 演奏者はもちろん満足な楽器もないままスタートしたオーケストラは、運営者たちの血の滲むような努力、少ないながらも温かい援助、そして若き演奏家たちの熱意で次第に活動の場を広げていく。 でも、アメリカで演奏できなかったのは残念だし、この活動がイラク主体で今後も持続されていくかは難しいかもしれない。国の前にまず人があるべき。綺麗事かもしれないけれど本当の姿を見る努力は大切だと思う。2019/07/04

のんたん

2
ユースオーケストラをつくりたいという少女の呼びかけに応え、ともに設立に奮闘したスコットランド人指揮者、ポールによる手記。解説でも書かれていましたが、ポールの考えや物の見方にはステレオタイプの偏見も含まれている。悪口もめちゃめちゃ言ってるし。でもそこから、聖人君子じゃないけれど、夢を持つ若者の可能性を広げるために奮闘した著者の姿が見えてくる気がします。国の内情などを学べたのもよかったです。個人的には、表紙の裏側の文章が秀逸だなと思いました。2020/04/09

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