アンソロジー カレーライス!!

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865060065
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

きょうは、カレーだ。カレーだらけの33篇。

目次

カレーライス(池波正太郎)
ほんとうのライスカレー(井上靖)
昔カレー(向田邦子)
子供の頃のカレー(中島らも)
カレーライス(内館牧子)
カレーはぼくにとってアヘンである(安西水丸)
カレーと煙草(林真理子)
カレーライス(伊集院静)
処女作前後ライス・カレー(小津安二郎)
セントルイス・カレーライス・ブルース(井上ひさし)〔ほか〕

著者等紹介

阿川佐和子[アガワサワコ]
1953年東京生まれ。作家、エッセイスト。TBS「情報デスクToday」「筑紫哲也NEWS23」「報道特集」でキャスターを務める。以後、執筆を中心にインタビュー、テレビ、ラジオ等幅広く活動

阿川弘之[アガワヒロユキ]
1920年広島県生まれ。小説家、評論家。東京帝国大学卒業後、海軍に入隊。終戦後、志賀直哉に師事し『春の城』でデビュー。1998年文化勲章受章

安西水丸[アンザイミズマル]
1942年東京都生まれ。イラストレーター、漫画家、小説家。日本大学芸術学部卒業後、広告代理店や出版社でADを勤めたのちフリーに

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
1923年東京都生まれ。小説家。時代小説『鬼平犯科帳』、『剣客商売』、『刺客人・藤枝梅安』は三大シリーズと呼ばれ、長く愛された。一方、映画好き、グルメとしても知られ、多くの随筆を残した。1986年紫綬褒章受章。1990年没

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年山口県生まれ。小説家。立教大学卒業後、CMディレクターを経て『皐月』にて作家デビュー。伊達歩名での作詞家活動のほか、野球、競馬、競輪、麻雀にも造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろんこ*勉強のため休止中

234
33名の文筆家による33のカレーアンソロジー。カレーに対して暑苦しいほどの熱情をダイレクトにぶつけている作品が多く、文学性よりもグルメ本に近いものを感じた。とは言ってもカレーへのアプローチの仕方に各々のオリジナリティがあって楽しめた。日本人なら100人いれば100通りのカレー物語があるのだろう。このシリーズはテーマによって装丁や活字体、紙の色まで工夫を凝らしてあって好感が持てる。中の写真も雰囲気がよいし。個人的には北杜夫の神保町・田村書店の裏通りのお店が『キッチン南海』なのかが気になるところ。調べねば!2014/10/23

青乃108号

170
凄くびっくりする程豪華な執筆陣による、なんとカレーライス1本に題材を絞ったエッセイ集。なるほどカレーライスだったら誰しもが嫌いではないだろうし書きやすい題材ではあるよな。難点は何しろ題材1本勝負だからそれぞれが似た内容に片寄ってくるのはやむを得ず、それにも増して難儀なのは読んでいて空腹を感じる事である。しかしながらこれだけ名の通った執筆者達、それぞれの個性あふれる文体をじっくり味わう事が出来る。中で一番のお気に入りは今回は意外な事に内田百間だった。古くさい日本語なのにキレが良く結び方も綺麗。満足、満腹。2022/11/08

HIRO1970

122
⭐️⭐️⭐️正ちゃん・新也さんが載っていたので読んで見ました。お二人のは既読でしたが、やはり感じいるものがありました。其の他の方々のも読んでみましたが、題材が題材なだけにもっと食欲をそそられるかとおもいましたが、文体が古臭いものが多いせいか、それ程でも無かったです。これはもしかしたら老化ではないかとちょっと心配になってきました。2014/05/12

kinkin

100
33名のエッセイスト、作家、映画監督他による”カレーライス”のアンソロジー。カレーライス好きは是非読んでいただきたい。カレーライスとライスカレーについて多くの方が自分流の解釈がしてあって面白かった。向田邦子、安西水丸、池波正太郎、井上ひさし、伊丹十三、内田百閒、色川武大氏がよかった。図書館本。2019/09/15

いつでも母さん

97
嗚呼、カレーライス!!阿川佐和子さん、なんて私の言いたいことを言ってくれてるのでしょう。夫よ、息子よ、「ほら、ごらん。カレー作りは奥が深いのだ!何度作っても同じ味にはならないのだよ」と言ってるるではないか!(笑)さすが、カレー故にカレー色?の本(汗)各人各様のカレーへの想いを美味しく読了。昔お肉が苦手だった父の為に、さつま揚げをサイコロ型に切り小麦粉とS○カレー粉を炒めて作ってくれた母の田舎カレーが無性に食べたい・・次は何のアンソロジーだろうと今から楽しみでもあるなぁ。2015/04/06

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