出版社内容情報
百の橋がある村サンタマリアには、ある言い伝えがあった。丘の上の「女王の塔」には、昔、となりの国から逃げてきた隠れ人が住んでいた。いまはもういない隠れ人のその魂は、ハヤブサのつばさに乗って、毎年、塔に帰ってくるらしいーー。土地の歴史と家族の過去、消えた母親をめぐる謎をからませながら、一人の少年の成長を描いた冒険物語。「タイムリーでありながら普遍的である」(ニューヨーク・タイムズ紙)、「わたしたちが違いを認めあい、壁をつくるのではなく橋をかけるとき、そこにヒューマニティーが根づくのだと教えてくれる」(書評誌「ブックリスト」)、「難民が置かれている困難な状況、共感をもってその人たちを守ろうとする人々の想いは現代に通じる」(書評誌「カーカス・レビュー)などとして注目を集め、児童図書作家画家協会(米国)のゴールデンカイト賞最終候補作となった感動の一冊!
内容説明
十一歳の夏のある夜、見知らぬ男がたずねてきた。百の橋のある村でサッカーボールを追っていた少年マックスの明日は、きのうと大きく変わっていく。戦争、難民、偏見…。国を追われたひとたちは、どこにむかうの?
著者等紹介
ライアン,パム・ムニョス[ライアン,パムムニョス] [Ryan,Pam Mu〓oz]
1951年、カリフォルニア州に生まれた。『夢見る人』でプーラ・ベルプレ賞、『メキシコへわたしをさがして』でシュナイダー・ファミリーブック賞を受賞。本作は児童図書作家画家協会(米国)のゴールデンカイト賞最終候補に選ばれたほか、ニューヨーク・タイムズベストブックス・オブ・ザ・イヤー、ニューヨーク公共図書館ベストブックス・オブ・ザ・イヤー、Amazonベストブックス・オブ・ザ・イヤーなどに選ばれた
中野怜奈[ナカノレイナ]
津田塾大学大学院イギリス文学専攻修士課程修了。学校司書として勤務しながら、ミュンヘン国際児童図書館の日本部門を担当。国立国会図書館国際子ども図書館では非常勤調査員として翻訳業務に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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