出版社内容情報
20世紀以降、さまざまな災害にかかわる情報を政府や公的機関が積極的に提供するようになった。
文字のみの案内に始まり、イラスト入り、多様な住環境への配慮、インフォグラフィック化、多言語化など、「あらゆる国民にどうやって伝えるのか」試行錯誤を重ねる。
またその情報提供にあたっては、国や体制によって設計が異なっていた。
各国・各時代の豊富な資料を通して、どのように情報を伝え、何を目指していたかを解き明かしていく。
「肝心なのは情報の質と伝え方だ。文字の体裁、シンボル、イラストなどのデザインの選択が、公式の情報を的確に伝える上で重要な役割を果たす」
「少しでもやり方を間違えると…長年にわたって国民の信頼を損ねる危険性があることを…英国の例は示している」
「どの国にもその国独自の文化やイデオロギーがある。それは、政府が国民に伝える内容も国によって異なるということだ」
──「はじめに」より抜粋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
59
ん～、宇宙人に対する備えは別にないみたいですが 核戦争もどうかなー 集合住宅住みの人々は完全無視らしいアメリカ。 心惹かれたのは、アメリカ空軍、墜落したパイロット向け生き残りマニュアル。実践的。2023/05/29
Aby
4
感染症，自然災害，核戦争，そして……宇宙人の襲来？？？ 生き残るために作成されたポスターやパンフレットを集めた本．核戦争，それじゃダメだろ．2023/04/04
skr-shower
1
防衛できる？啓蒙ポスターや写真がなんとも言えません。放射能汚染や自然災害でも救いの手自体がない事もあるよな…2023/02/19
