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内容説明
「頭」の支配と「心=身体」の悲鳴。「頭」を過度に重視し、「心=身体」を軽視する現代人の心身の不調と自閉的世界観による究極のエゴイズム。気鋭の精神科医が、人間の精神構造を見きわめ、「人間であること」の復権をもとめた好エッセイ。
目次
1 「頭」の支配と「心=身体」の悲鳴
2 現代を生きる難しさ
3 「心=身体」の英知
4 「ムラ」からの自由
5 「意味」を求める
6 ロゴスの危機
著者等紹介
泉谷閑示[イズミヤカンジ]
1962年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。精神科医。東京医科歯科大学医学部附属病院、神経研究所附属晴和病院等に勤務したのち渡仏、パリ・エコールノルマル音楽院に留学。現在、泉谷クリニック(東京・広尾)院長。クライアントならではの個性を尊重し、ポテンシャルを最大限に引き出す精神療法を行っている。また、大学・専門学校等での講義や学会・カルチャーセンター等への出講の他、一般向けのセミナーや勉強会を独自に行い、「真に豊かに生きる」ための提言を行っている。さらに、舞台演出、作曲家としても活動、「横手市民歌」等の作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともっこ
23
孤立や孤絶は自分自身とつながっていない状態であるが、孤独はにぎやかで豊かなものである。 「心=身体」に耳を傾けることは孤独の状態でこそ行われる。 最近は気を紛らわすことばかりに囚われていた自分だったが、勇気を持って空白の時間を作ってみようと思った。 感情には頭由来の感情と心由来の感情があり、現代人は心由来の感情にフタをしがち。 アンガーマネジメントも大切だが、浅い怒りと深い怒りは異なる。 深い怒りに向き合いフタをしないこと。 怒・哀の感情を受入れるとその後に喜・楽がうまれるのだ。2022/01/22
azu3
4
泉谷先生の本、久しぶりに読んだ。前半の三分の二は、20年前から言ってることとさほど変わらん。まぁ、すでに20年前に完成形だったということか。終わりの三分の一が、大変面白かった。2019/09/04
よぞ
3
寄稿した文章やHPに掲載されていた記事などをまとめた内容です。すでに目を通していたものも多かったが新たな発見もあった。2019/10/06
おさと
2
題名から想像するのとは違ったけれど、また新しい気づきがたくさんあった。2019/09/12
Asdf_QwertyZ
2
響く。2019/06/26